巨神ガンマーワン(6)
- カテゴリ:自作小説
- 2017/11/24 09:56:24
夕焼けのオレンジ色の太陽の光を背に浴びながら巨神ガンマーワンはそびえ立っていた。
行け!正義のロボット・巨神ガンマーワン!
「グワオーーーン!!!」
巨神ガンマーワンは雄叫びを上げると、メガインセクト101号に向かって行った。
メガインセクト101号の足下には、家族連れのお父さんが下敷きになっている。
巨神ガンマーワンはたくさん足の出ているメガインセクト101号に手をかけ持ち上げると遠くへ投げ付けた。
ドガーーーン!!!
メガインセクト101号は、向かいの東横証券のビルに叩き付けられた。
メガインセクト101号はひっくり返って足をバタバタさせている。昆虫がひっくり返った時のようだ。
「パパーーー!」
女の子が駆け寄った。足に踏まれた父親はまだ生きているようだった。
「早く救急車を!!!」
母親がおろおろしている。周りの人々も腰を抜かしていた。
足をバタバタさせていたメガインセクト101号の足が胴体の中に引っ込んだ。
丸い胴体の足の引っ込んだ所に穴がたくさん開いている。そこが光ったかと思うとジェット噴射の炎が出て来て、空中に飛び上がると巨神ガンマーワンめがけて飛んで来た。
ズドドドーーーン!
メガインセクト101号が巨神ガンマーワンに体当たりした。
巨神ガンマーワンはその衝撃で後ろに飛ばされ、横倒しに転がった。
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