巨神ガンマーワン(3)
- カテゴリ:自作小説
- 2017/11/20 15:18:52
迫って来る黒服の男は無表情の顔をしている。
黒服の男は、さっと手を胸の前でX型に手をクロスさせた。
周りに落ちていたガラス片が細かく振動し出しすと、空中に持ち上がった。
シュッ!
小さなガラス片が猛と真鈴に向かって襲い掛かった。
猛は真鈴を抱きかかえると、カバンを盾にした。
グサッ、グサッ
ガラス片が猛のカバンに刺さった。
「何者だ!」
猛が叫んだ。
「ワレワレハ、MM団(マーダー&マーダー)ダ。イセイジンノイデンシヲモツモノヲマッサツスルノダ。」
その時、猛の頭の中に声が響いた。
ーにげるっぽ!-
「逃げるぞ。」
猛は真鈴の手を取ると店の外へ走り出した。
冷や冷や屋の外は、帰りの人波で混雑していた。
その人波の足元の地面ががぐらぐら揺れ出した。
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