小説あらすじ「平行世界 本編第3話」
- カテゴリ:自作小説
- 2017/11/13 00:37:16
平行世界の本編のあらすじ第3話です。
短編で出てきたキャラ達がいろいろ絡んできましたね
ようやくですが(笑)
第3章 消えた白晶珠
学術の国カルマキル大国で次期王位継承者のお披露目式典が行われる。
各国から王族近親者が集まる。
主役はもちろんカルマキル第一皇子のシーフィラノ23。
久しぶりにテニトラニスの王子としてエイーナ21も参加。
ソハコサからは皇子レフィラス26 皇女アファレア18。
ルクウートからジェント国王夫妻27と王弟ウェーブ20。
リサニルから王弟グーベマナ47。
ヤナンテトシム大国から、皇子ティーガ16。
などなど、次代を担う若いメンバー中心に集まった。
式典より先に先に集まったウェープがエイーナに約束通り手合せを願い出て、親善試合が催されることになり、大いに盛り上がった。
エイーナが本気で戦えるのは、剣術と魔導を含めた実力からいうとレフィラスくらいだろう。
式典もギリギリ間に合ったヤナンテトシム大国の王子であるティーガも参加し、無事に終了した。
ヤ大国の王族が公の場に姿を現すというのは、ここ数年の間記録になく珍しい。
式典後にヤナンテトシム国からのお祝いの品をと面会を申し入れられ、シーフィラノとティーガの面会の最中、その装飾品の水晶珠の異常にいち早く気付いたのはソハコサの王女であるアファレア。
シーフィラノ達を助けようと危険を知らせた彼女は珠に触れ、すぐそばにいたディアと共に白光の中、姿を消してしまった。
突然のできごとに驚き、おろおろとするティーガを捕らえようとしたが、傍にいたヤ大国の一人の従者がティーガを捉えて転移の魔導で姿を消した。
消えたアファレアとディアの行方と逃げた彼らを探すため、情報を集める中、彼らの前に連れてこられたのは、王都に入るまで行動を共にしていたというサティンという少年。
ヤナンテトシム国の王子を名乗っていたのは偽物で、ヤースという雇われの少年であることを知る。
現在のヤナンテトシム国の状況は王や王族の威厳は失われていて、臣下の宰相たちが国を動かしているとのこと。黒衣をまとった魔道士たちが王城に出入りをしているらしい。
サティンや集めた情報から、白晶珠での転移先はヤナンテトシム国王都であるとアタリを付けたエイーナ達は、突入を計画。そこにサティンが協力を申し出てきた。
王城へと繫がる秘密通路を知っている、と。
幼い頃に怪我をして歩きづらそうに引きづっていた左足。
巻いてた包帯を外すと一部変色した皮膚の奥に、人工物の異物。
「秘密通路のカギです」と自ら足の皮膚を切り裂いて取り出した。
幼い頃に、王城の雰囲気の変化を感じ取ったサティン=王子のディーガは父王に教えられていた秘密の通路を使って場外に逃げ延びていたのだった。
3話4話は前後編な感じになってます。
サティンやヤースも巻き込まれて・・・と言っても、一番の当事者はサティン=ヤナンテトシムの王子ティーガだったりするのですが、エイーナが魔導師としてヤ国の事情に巻き込まれてしまった感じですかね。
次が最終話「水晶の行方」。懐かしのあの人達とかも出てきます。