friend-名も無き物語-第9章 その④
- カテゴリ:小説/詩
- 2017/10/21 18:49:50
「アイツ・・・ウツドラボは以前から執着にこの
大陸を狙っていてな。幾度と無く私に襲い
掛かってきたものだ。」
とコウジュは僕達に向かってそう言うと続けて、
「まあ執着さとは裏腹に実力が乏しく、すぐに
私に倒され続けてたんだがな。」
とコウジュは僕達に向かって笑いながらそう言うと続けて、
「しかしあのアブソルがあやつに力を与えて
しまったせいで私は負けてしまい、先程まで
向こうの部屋に閉じ込められててな。」
とコウジュは僕達に向かってそう言うと更に続けて、
「何とか自力で脱出したら、その間におぬしらが
全て片付けてくれていたというわけだ。」
とコウジュは僕達に向かってそう言ってきた。
「そうだったんですか・・・。」
とミスティアがコウジュに向かってそう言った。
「しかし実力に合わない力を注ぎ込まれて
しまった上に自身の欲望を抑えきれなかった・・・故に
あいつは爆発してしまったようだな。」
とコウジュは僕達に向かってそう言うと続けて、
「これでこの浮遊大陸も以前のように平和になる
だろう。あいつを倒してくれてありがとう。
感謝するぞ。」
とコウジュはそう言うと僕達に向かって
深々と頭を下げた。
「けど、あのキルリットってヤツの話から推測
するに、またここを狙ってくる可能性も・・・。」
とカゲロウがコウジュに向かってそう言うと彼は、
「その可能性は否定できないな。私も用心
しておこう。」
とコウジュは僕達に向かってそう言った。
「さて、疲れただろう。この奥の部屋に地上への
ワープゾーンがある。今日はもう日が暮れるし
テイルのギルドで休むといい。」
とコウジュは僕達に向かってそう言うと
自分の顔を地上へのワープゾーンがある
部屋に向けると続けて、
「各ギルドには私から今回の事件とあわせて
連絡しておく。巻き込んでしまい
すまなかったな。そしてありがとう。」
とコウジュは僕達に向かってそう言ってきた。
「いえいえ。」
とカゲロウがコウジュに向かってそう言った。
「よし、じゃあ地上に戻ってフェティールギルド
に戻ろうか。」
とカゲロウは僕達に向かってそう言ってきた。
「そうですね。今日はゆっくり休みたいです。」
とピカノンがカゲロウに向かって笑顔でそう言った。
「よければまた来てくれよな。」
とコウジュが僕達に向かってそう言った。
「はい!」
とミスティアがコウジュに向かってそう言った。
かくして僕達はヤシロウジと共に地上に戻り、
フェティールギルドの前でヤシロウジと別れた後、
フェティールに呼ばれて、ギルド3階にある
彼女の部屋で僕達はこれまでの経緯をフェティールに話した。
「なるほど。そんなことがあったとはね。」
と僕達の話を聞いたフェティールはそう言うと続けて、
「報告ありがとう。ウォーラルにも伝えておく。
さあ、今日はウチでゆっくり休んでいくといい。
明日また私のところまで来てほしいな。」
とフェティールは僕達に向かってそう言ってきた。
「わかりました。おやすみなさい。」
とカゲロウがフェティールに向かって
そう言うと彼女は続けて、
「あとワラビ、君はちょっと私のところに残り
なさい。話がある。」
とフェティールはワラビに向かってそう言った。
「は、はい・・・・・・。」
ワラビは涙目になりながらそう言って1匹
其処に残ることになった。
「・・・・・・。」
僕達はワラビをフェティールの前に残し
彼女の部屋を後にした。
翌日・・・。
「さて、フェティールさんのところに行くか。」
とカゲロウが僕達に向かってそう言った。
「ワラビちゃん大丈夫かしら・・・。」
とミスティアが呟くようにそう言った。
「・・・・・・。」
ミスティアのその一言でその場が
一瞬で凍り付く。
とりあえず僕達はフェティールに会いに
ギルド3階にある彼女の部屋を訪れてみたが
そこに彼女はいなかった僕達は彼女を
探してギルド中を探しまわりようやく地下1階で
僕達を待っていた彼女を発見した。
「おはよう。もう10時だけどね。昨日は色々
お疲れ様。」
とフェティールが僕達に向かってそう言ってきた。
「それでね、昨日ワラビと話したんだけど、
君達がよければこの子も一緒に連れて行って
くれない?」
とフェティールが僕達に向かってそう提案してきた。
「えっ。」
とカゲロウが驚いてフェティールに向かって
そう言うと彼女は続けて、
「この子は貴方達についていきたいみたいだし、
ようやくチームにも所属できるからね。
私もこの子の行きたいチームに就かせたいし。」
と僕達に向かってそう提案してきた。
「私たちは大歓迎ですよ!ワラビちゃんには
助けてもらいましたしね♪」
とミスティアがフェティールに向かってそう言った。
「・・・!」
「じゃあ今日からワラビは君達のチームね。
この子のことよろしくお願いね。」
とフェティールは僕達に向かってそう言った。
「はい!」
とカゲロウがフェティールに向かってそう返事を返した。
「やったー!みんな、よろしくね!」
とワラビは僕達に向かって笑顔でそう言った。
「こちらこそよろしくね。」
と僕がワラビに向かってそう言って微笑む。
「よろしく!」
とピカノンがワラビに向かって笑顔でそう言った。
「それと、今回のお礼に君達に便利なものを
使わせてあげるよ。」
とフェティールが僕達に向かってそう言ってきた。
「便利なもの?」
とカゲロウがフェティールに向かって
そう問い掛けると彼女は、
「私についてきて。」
と僕達に向かってそう言ってきた。
僕達がフェティールの後についていくと
彼女は僕達をギルドの地下1階にある
駅のホームらしき場所に連れて来たのだった・・・。
friend-名も無き物語-第10章その①に続く