Nicotto Town


ごま塩ニシン


脳活日誌944号

   今日は暑かった。
 返却日だったので図書館へ。帰ってきたら、汗でびっしょり。シャツを着替える。午後は10日に閉店するという喫茶店へ、最後のコーヒーを飲みに行った。席は8割ほど埋まっていた。結構、自家焙煎ファンがいたことになる。が、しかし、閉店の日に満席になったとしても、後の祭りである。みんな黙って、本を読むか、むっつりした顔だったが、帰りがけに「お元気で。」と声を掛けていた。私も、何か言わなければならないと思ったが、言葉が思い浮かばなかった。帰る時に、ドアまで送って来てくれたので、じっくりと一人店主の顔を見た。三十歳前後の小顔の女性であった。

 女性が一人で喫茶店をしている所は、図書館へ行く途中の繁華街の中にもあって、ここはミニカッフェで客が5人も入れば満席になる。ここのママさんは自分でやり始めて13年目と言っていた。客あしらいにコツがあるのかもしれない。自分で独立するまでは30年ほど別の店で働いていた。65歳になってから独立したのだ。すごい人である。78歳とは見えない容貌である。商売というのは不思議なものなり。特にサービス業においては、客のあしらい方なのだろうか。だが、閉店することになった店は清潔な感じで、雰囲気は悪くなかったのに残念なり。商売は難しい。

 今日は用事ができたので、このあたりで終わります。




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