榧の実
- カテゴリ:日記
- 2017/10/01 10:29:30
囲炉裏端がそろそろ
恋しくなる季節
仕事場の近くの神社で
榧の美を拾った
4月にこの職場に異動してきたとき
散歩に訪れて
地元の天然記念物であるこの木に
秋になると実が落ちて
その実が食べられると看板にあり
ずっと待っていた
十二指腸虫に効くらしい
味は期待していないが
ネットで調べると
縄文のナッツ
あく抜きが必要なようだ
青い良く太ったオリーブ大の実が
根本に柵を施した中にも外にも
沢山落ちている
青い実が割れて
中のアーモンドのような種がのぞいているもの
飛び出て転がっているものもある
50個ばかり
古封筒に拾う
休憩時間は丸々使えない
さて
帰宅後
榧の美を新聞紙に広げ
青い外皮を剥く
繊維が割れて
手で簡単にはがすことができる
銀杏のようにずるっと
小さなアーモンド状の種が
出る
針葉樹と脂と柑橘系、柚子の種のような
独特な匂い悪くはない
試しに5粒ほど
フライパンで炒ってみる
ローストした種を割ると
うまく皮がはがれない
味は
厭くが強い栗の渋皮、柿の渋
少しだけ香ばしいナッツ臭
消壺の中に残っていた
少しの消炭を集めて
あく抜き
古鍋で煮て冷ます
水の色が少し赤色がかる
厭くが染み出すのか
気が付くと
両腕のの内側が痒くなり
榧の外皮にかぶれたよう
サリチル酸ワセリン軟膏を塗る
肌の弱い人は要注意
手袋をすべきだったのね。
今週はここまで
縄文ナッツには無事会えるのか…