時として
- カテゴリ:小説/詩
- 2017/09/30 21:56:11
時として人は、言葉の首輪を嵌められてしまう。凡ゆる人間に何重にも掛けられて、引っ張られて、きつくされて、次第に苦しさを感じ始める。手が自由に使えたら、自分で取り外すことができる。しかし棘だらけの首輪を外していくうちに、手は傷だらけになって外すことすらできなくなってしまう。次第に躰は弱って行く。
そして棘だらけの首輪をつけてくる人間が、つける時に出来た自分の手の傷を見せつけながら「私だって苦しいの」と言う。
時として人は、言葉の首輪を嵌められてしまう。凡ゆる人間に何重にも掛けられて、引っ張られて、きつくされて、次第に苦しさを感じ始める。手が自由に使えたら、自分で取り外すことができる。しかし棘だらけの首輪を外していくうちに、手は傷だらけになって外すことすらできなくなってしまう。次第に躰は弱って行く。
そして棘だらけの首輪をつけてくる人間が、つける時に出来た自分の手の傷を見せつけながら「私だって苦しいの」と言う。
はまる時は一瞬
外すのは一生
とても怖いですね。
自分でかけた首輪を外せる人は
誰なのでしょうか。
一生そのままかもしれない。
きっとハメる時は簡単にハメてしまう
手が傷ついても
結局は自分で取り外すしかない
やっかいなもの・・・
そしてそんな首輪ほど厄介だったりする
自身でできている分だけ。