friend-名も無き物語-第8章 その②
- カテゴリ:小説/詩
- 2017/09/29 22:40:32
friend-名も無き物語-第8章 その②
僕達が先に進むと仕掛けが施されている迷路に辿り着いた。
「早速仕掛けがあるな。仕掛けをときながら進む
迷路になっているみたいだ。」
とカゲロウが僕達の先に施されている
仕掛けを見ながらそう言うと探検家のフィクルが続けて、
「ええ。しかも誰かがこのフロアから移動する
と初期状態に戻るようです。」
と僕達に向かってそう言った。
「・・・あの、ちょっといいかな。」
と僕がフィクル、ピカノン、カゲロウに向かって
そう言った。
「どうした?セイヤ。」
とカゲロウが僕に向かってそう訪ねると僕は、
「この遺跡の謎解き・・・僕にやらせてくれない
かな?」
と僕がフィクル、ピカノン、カゲロウに向かって
そう言った。
「別にかまわないが・・・どうして急に?」
とカゲロウが僕に向かってそう訪ねると僕は、
「僕こういう謎解きが結構好きでね。
よくやってたから自分で言うのもなんだけど
得意なほうなんだ。」
と僕は顔を輝かせながらフィクル、ピカノン、
カゲロウに向かってそう言った後、
「(やったのはゲームのだけどね。)」
と僕は皆に聞こえないように小声でそう言った。
「わかった。じゃあ先頭はお前に任せるよ。」
とカゲロウが僕に向かってそう言った。
「ありがとう。」
と僕はカゲロウ達皆に向かってそうお礼を言った。
「・・・切り抜けたね。ここは単にスイッチの
切り替えだけだったけど。」
と僕は仕掛けられた罠を切り抜けた後、
後ろを振り返りながらカゲロウ達皆を見てそう言った。
「だんだんと難しくなっていきますよ・・・。」
と探検家のフィクルが僕に向かってそう言った。
僕達は仕掛けられた罠の謎解きをしながら
先に進むと広場のように開けた
場所に辿り着いた。
「むっ・・・道が3つに分かれているな。」
とカゲロウが僕達に向かってそう言ってきた。
「ここから先は全ての部屋で仕掛けを解かないと
先に進めないようです。」
と探検家のフィクルが僕達に向かってそう言うと続けて、
「その途中、罠にハマって『わたしのぼうけんは
ここでおわってしまった!』状態になったので
気をつけてくださいね。」
と探検家のフィクルが僕達に向かって
そう言うとカゲロウが、
「縁起でもないからやめてくれない?」
と探検家のフィクルに向かって
そう言うとフィクルは、
「すみません・・・。」
と僕達に向かって謝ってきた。
「とりあえずはそれぞれの部屋に行ってどんな
仕掛けがあるのか把握して解いていったほうが
よさそうだね。」
と僕がカゲロウ達皆に向かってそう言った。
僕達は準備を整えて、僕達が最初に
辿り着いた広場のように開けた
場所から3つに分かれている
道からまず最初に左に向かって伸びる道を
進み仕掛けられた謎を解くと対岸に
スイッチが現れた。
「対岸にスイッチが出てきたけど・・・どうやって
押そうか・・・・・・。」
と僕がカゲロウ達皆に向かって
対岸に現れたスイッチを
自分の前足で指し示してそう言った。
とりあえず僕達は一度、自分達が最初に
辿り着いた広場のように開けた場所に
戻り今度は、右に向かって伸びる道を
進み、スイッチレバーを動かして
トラップ床を無効にして、奥に進むと
黒くて大きな鉄球が転がっていた。
僕達は奥に転がっていた黒くて大きな鉄球を
拾った後、スイッチレバーを動かして
トラップ床を無効にして、僕達は自分達が最初に
辿り着いた広場のように開けた場所に戻り、
そこから左に向かって伸びる道を進み
「対岸にスイッチが出てきたけど・・・どうやって
押そうか・・・・・・。」
と僕が対岸に現れたスイッチを見ながら
そう言って頭を抱えていると、
「ん?別に僕が押さなくても何か重たい物で
上から押さえつければいいんじゃないかな・・・?
何かいい道具は・・・・・・。」
と僕は今さっき手に入れた黒くて大きな鉄球を
投げるとスイッチを押すことに成功した。
すると、どこかで何かが引っ込む音がした。
僕達が自分達が最初に辿り着いた広場のように
開けた場所に戻り、その広場のように開けた場所から
上に向かって伸びる道に向かうと、
上に向かって伸びる道に施されていた
バリケードが下に引っ込み、先に進めるように
なっていた。その先には、不思議な色合いの
キャンディーがおいてあった。
僕達は無敵キャンディーを手に入れた。
先に進むと大量の野生ポケモンが次々と
襲い掛かって来たが一定時間無敵だったので
次々と襲い掛かって来た大量の野生ポケモンを
遙か彼方に吹っ飛ばして、更に先に進むと
また広場のように開けた場所に辿り着いた。
「さて、道が3つに分かれていますね。正面の道が
塞がっていることを考えると、残りの左右の道に
解除スイッチがあるのでしょう。」
と探検家のフィクルが僕達に向かって
そう言うと続けて、
「パーティーの人数を考えると、二手に分かれて
探索したほうが効率よさそうですね。」
と探検家のフィクルが僕達に向かって
そう提案してきた。
「よし、じゃあ同じエスパーであるセイヤと
フィクルさんはわけるとして・・・あとは
そうだな・・・。」
とカゲロウは僕達に向かってそう言うと続けて、
「1つ目のチームはセイヤ、ピカノン、ワラビの3匹で
2つ目のチームは俺とフィクルさんの2匹に分けようか。」
とカゲロウは僕達に向かってそう号令をかける。
「了解。」
と僕がカゲロウに向かってそう返事を返した。
ワラビはカゲロウと一緒に行きたかったようで
残念そうな顔でカゲロウを見つめて、
「(ま、いいか。ミスティアちゃんを助ける
ためだもの。)」
と小声で自分に言い聞かせる。
「じゃあセイヤたちは左側の道の探索を頼むよ。」
とカゲロウは僕達に向かってそう言うとワラビが、
「了解ッ!」
とカゲロウに向かってそう言った。
とりあえず僕とピカノン、ワラビの3匹で
左側の道を探索すると何かのスイッチがあった。
僕達がスイッチを押すと何かが上から落ちてきたような
音がして振り返ると古ぼけたランプがおいてあった。
僕達がその古ぼけたランプを持ったまま先に進む。
「うぉっ!ランプがあっても自分達の周りを
照らすので精一杯か・・・慎重に進まないと・・・。」
先に進むと真っ暗闇が広がっていた。
僕達がさっき手に入れた古ぼけたランプが頼りなさげに
自分達の周りを照らしている。
僕達は古ぼけたランプの頼りなさげな明かりを頼りに
先に進むと石碑とその場に薪が固定されていた。
石碑には『沈黙の塊に灯火を与えよ。
命が宿り、それを上回る輝きを見せたとき道は開かれん。』
と書き記されていた。
僕は古ぼけたランプの火をその場に固定された
薪に移した。
「・・・・・・ん?」
古ぼけたランプから火を移した薪は、
勢いよく燃え上がり、宙に浮かび上がった!!
「!?ひ、火が・・・!」
「宙に浮いている・・・!?」
僕とワラビが目の前で起こった超常現象に
驚いてそう言った。
宙に浮かび上がった青白い火は
僕達の周りを飛び回ると道の先で
僕達が自分の所に来るのを待っているようだった・・・。
その③に続く