Nicotto Town


シグキーリア


friend-名も無き物語-第7章 その④


   friend-名も無き物語-第7章 その④

  「・・・いいよ。仲間にしよう。」
 とカゲロウ少しの間黙って考えた後、
 ワラビに向かってそう言った。
 「ホント!?いいの!?」
 とワラビがカゲロウに向かってそう訪ねると
 僕も彼女に続いて、
 「でもいいの?カゲロウ君、フェティールさんに
 許可なく他のギルド所属の子を仲間に
 しちゃって。」
 とカゲロウに向かってそう訪ねた後ワラビ
 に向かって、
 「それにワラビちゃんも、ちゃんとフェティール
 さんに僕達の後を追いかけるって伝えたの!?」
 とワラビに向かってそう訪ねると彼女は、
 「うっ・・・フェティールさんには言ってない・・・
 みんなを追いかけるなんて言ったら絶対
 止められるもん。」
 とぶーたれながら僕に向かってそう答える。
 「それってかなりまずいんじゃ・・・。」
 と僕が慌てふためきながらカゲロウに向かって
 そう言うと彼は、
 「だけどセイヤ、今優先すべきはミスティアの
 救出だ。それにワラビは俺達が断っても絶対
 引き下がらないと思うぞ。」
 とカゲロウが慌てふためいている僕に向かって
 そう言うと彼は続けて、
 「・・・・・・この子の目は・・・・・・思いは本気だ。」
 とカゲロウはワラビの瞳をしばらく至近距離で仰視してから
 僕に向かってそう言うと続けて、
 「絶対に守ってみせるという強い意志を持って
 いる証拠だ。」
 とカゲロウは僕に向かってそう言うと続けて、
 「俺があいつを守ってやると誓った時と同じ
 顔をしている・・・。」
 とカゲロウは僕に向かってそう言ってきた。
 「・・・あいつって?」
 と僕がカゲロウに向かってそう訪ねると彼は、
 「・・・・・・俺の探している『親友』だ。
 俺も絶対あいつを見つけ出してみせる・・・!」
 とカゲロウはまるで自分自身に言い聞かせるように
 僕に向かってそう言うと彼は続けて、
 「とにかく細かいことは後だ。ワラビの件は
 まずいかもしれないが、その時はフェティール
 さんには俺が謝っておく。」
 とカゲロウは僕に向かってそう言うと
 彼は更に続けて、
 「今はミスティアを・・・そして・・・。」
 とカゲロウは僕に向かってそう言うとワラビを
 見ながら続けて、
 「ミスティアを助けたいと心から思っている
 この子の思いを・・・・・・受け止めてあげないと。」
 とカゲロウは僕に向かってそう言ってきた。
 「カゲロウ君・・・・・・。」
 と僕はカゲロウに向かってそう言うと続けて、
 「流石だよ。その相手を思う気持ち・・・。」
 と僕はカゲロウに向かってそう言うと更に続けて、
 「君のその心の強さには完敗だ。僕も君に
 ずっと付いていくよ。君がリーダーである
 この探検隊としてね・・・!」
 と僕はカゲロウに向かって微笑みながら
 そう言った。
 「カゲロウさんのその優しさに感動しました!
 私もカゲロウさんをリーダーとしてずっと付いて
 いきます!」
 とピカノンも僕に続いてカゲロウに向かって
 笑顔でそう言った。
 「2匹とも・・・・・・。」
 とカゲロウは僕達2匹に向かって
 そう言うと僕達2匹の傍に近寄って、
 「・・・ありがとな。」
 とカゲロウは僕達2匹に向かって
 お礼を言うと今度はワラビのいる方に向き直って、
 「それじゃあ行こうワラビ!みんなで
 ミスティアを助け出そう!」
 とカゲロウは僕達3匹に向かって
 そう言ってきた。
 「うん!絶対助けるよ!」
 とワラビはカゲロウに向かってそう言った。
 こうして僕達のチームフレンディアにワラビが
 新たに仲間として加わった。
 「とにかくまずは竜巻が進んでいった北の方へ
 進んでみよう。」
 とカゲロウは僕達3匹に向かってそう提案する。
 「ところであっち・・・・・・北の方に何か大きな建物が
 見えないかい?」
 と僕が竜巻が進んでいった北の方に
 聳え立つ大きな建物を前足で指し示すと
 カゲロウ達3匹に向かってそう言った。
 「大きい建物?」
 とカゲロウは目を細めて僕が前足で指し示した
 方を見ながらそう言った。
 「とりあえずはその建物を目指して進んで
 みましょうか。竜巻も同じ方角に進んで
 いきましたし。」
 とピカノンは目を細めて僕が前足で指し示した
 方を見ているカゲロウと僕に向かってそう言った。
 「そうだな。とにかく今は先に進まないとな。
 待っててくれ、ミスティア・・・。」
 とカゲロウは目を細めて僕が前足で指し示した
 方を見ながらそう言った。
 かくして僕達はミスティア救出のため、
 北の方に聳え立つ大きな建物に向かった。
 「ここって・・・・・・。」
 とカゲロウは僕達の目の前に
 聳え立つ大きな建物を見ながらそう言った。
 「どうやら遺跡みたいだね。」
 と僕が自分達の目の前に聳え立つ大きな建物を
 見ながらそう言った。
 「何かさっきからコロコロと雰囲気が
 変わりますねぇ。」
 とピカノンは辺りをキョロキョロ見回すと
 カゲロウと僕に向かってそう言った。
 「ただ、他の道がないことを考えるとここを突破
 するしか竜巻を追いかける方法はないだろう。
 何としてでも突破するぞ。」
 とカゲロウは自分達の目の前に聳え立つ
 大きな建物を見ながら僕達に向かってそう言った。
 「おーっ♪」
 とワラビが笑顔で僕達に向かってそう言った。
 こうして僕達はミスティア救出のため、
 自分達の目の前に聳え立つ遺跡の入口に
 立っていた看板に海岸遺跡と書かれた
 遺跡の中に入っていった・・・。

    friend-名も無き物語-第8章その①に続く




Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.