Nicotto Town



能登半島一周テント旅(2日目前半)



太鼓の音と大粒の雨がテントを叩く音になかなか眠れず

ようやくウトウトし始めたときの事だった

ぶぉっとテントを横から叩くような強い風が吹きつけたのだ

水のペットボトルやらランタンが次々と倒れる

かなり強い風だがテントが吹き飛ばされるようなことはないだろう

エリステを根元までガッチリ打ち込んでおいて良かったなと思う

良かったといえばもう一つ

この強い風がドライヤーみたいな役割を果たし

テントにまとわりついた雨粒を吹き飛ばしてくれていたのだ

これは撤収の際に水を拭き取る手間が省けて大変ありがたい

雨の中の撤収ほど面倒なものはないからね




30分ほど風に吹かれ時刻は5時半、テントがほとんど乾いたところで撤収作業に入った。

何故そんな早く?と思うかもしれないがこれには訳がある

この能登島に掛かっている2つの橋は風速20mを超えると通行止めになってしまうのだ

もしそのような事態になった場合、この島から出ることができなくなる

となると今後の予定が大幅に狂うため、急いでここを後にしなければならないのだ

強風の中の撤収は、困難を極めたが割とスムーズに行けた。

隣りの静岡のお兄さんは既に撤収作業を終えており、やはり通行止めのことを気にしていた。

見附島は悪天候なので諦め、帰る話をしていたので

代わりに見てきますよと、約束して静岡のお兄さんを見送りました

その後自分も速やかにここを離れ、のとツインブリッジへと向かうことにした



島内を走っていると再び雨粒がポツポツと降って来て

橋を渡るころには本降りの様相を呈してきた。

海沿いの道を進み249号線に乗り、

穴水町に入ると雨は完全に土砂降り状態になった。

249号線から34号線入る手前でファミリーマートを発見

朝飯にわかめおにぎりをかって食べながら今日の今後のことを考えた。

もし雨と風が凄かった場合、テントを立てることが困難になる

それを考えると輪島市内のホテルや民宿というのも考慮に入れないといけないかもしれない

スマホで探してみると、まあそれなりに部屋はあるようだった

改めて輪島の天気予報を見ると曇り

ということはおそらく北へ行くほど雨は上がるのではないかと判断し、宿は取らず輪島を目指すことにした。

海上に時々出てくる謎の建造物

なにかなーと思っていたら説明の看板がありました

その正体はボラ待ち櫓でした

海の上からボラが来るのを見張り、来たら網を手繰る

とんでもなく根気と集中力が要求されそうですねw

今では行われてはいないようですが

櫓だけは残されているようです

旧のと鉄道の廃駅を見ながら海岸線の34号を進むと再び249号と合流

海岸線を走っているとやたら密漁禁止の看板が目に付く

密漁がそんなに横行してるのだろうか、漁業従事の人には大問題なんだろうな

さらに気になる看板が

「お祝い事は、あまり豪華にならないよう心がけましょう」

えw

よく名古屋の嫁入りが凄いとかは聞いたことがありますが

このあたりでもそういう伝統があるのでしょうかね?

249号から137号へ入り千畳敷を見るポイントに到着

岩が畳のように並んでいて、独特の風景だった

海岸沿いは海と岩のハーモニーがこれでもかと続き

その光景はどれも美しかったです

さらにこのあたりからトンビをよく見かけるようになって

「ピーヒョロロロロ」という独特の鳴き声も耳に飛び込んでくるようになりました

137号から35号を通り再び249号へ

35号はとにかく道が狭くすれ違い不可な感じだったのですが

幸運にもすれ違う車両はなく助かった感じでした



そのまま249号を進むと恋路海岸という場所につきました

ここにきてようやく雨も上がり始め

能登にやっと歓迎された気分になりました

海岸を少し散策してみた

ほとんど人影もなく海に浮かんだ社がなければ特別なんてない海岸だったけど

鐘があったり、鍵を掛けたりと恋人達用の施設もいくつかあったりもしました

悲恋伝説があったのが名前の由来らしいけど、実際どうなんだろうって話でした

まあ一人旅にはオススメしにくい場所なのは確かw 他に人がいなくてよかった

恋路海岸から少し北へ進むと、静岡のライダーさんの言っていた見附島に到着

軍艦島の別名の通りその勇壮な姿は一見の価値ありです

そしてここで驚愕の事実が判明したのです

能登半島を反時計回りに回っていたのですが

どうも逆のようで・・・。

気づいてしまったのです

どういうことかというと

加賀とか金沢あたりから回って来て

見附島までに相手を見つけて、恋路海岸へという流れなのだと

そいういうモニュメントもあり、なるほどこれはミスったなと思いました

順番を違えてしまったようです!w

次回は時計回りに回ろうと心に決め、近くにある倒さ杉を眺めました

場所がちょっとわかりにくかったけど、迫力はありましたね

自然って本当に逞しいものです



さて時間は12時過ぎ、そろそろお昼を考える時間に入ってきました

何かないかなとウロウロしながら走っていると、とある看板が目に入りました

8番ラーメン

そう石川県のソウルフード8番ラーメン!(本当か?)

これは押さえておかねばとお昼は8番ラーメンにすることにしました

お昼時だから店内めっちゃこんでました!

高い位置にテレビがあったり、注文も手書きで昭和の食堂スタイル!

どことなくノスタルジィを感じさせます

期間限定の野菜牛肉ラーメンを食べましたが野菜の盛りがなかなか

味もなかなかでこれは流行るわけだと納得しました。

是非近所にお寄りの際は食べてみてください!

お腹も膨れたところで先を急ぎます

再び海沿いの道を進んで長手崎灯台へ、郵便局の裏にあるという謎の立地でした

灯台って小高い所にあるイメージですが、ここはそうでもなかったですね

灯台を後にして、いつか泊まりたいランプの宿へ向かうと

案内板に変な文字が出始めました

日本三大パワースポット?

天空やら聖域やら青の洞窟??

厨二臭いフレーズの場所がどうにもランプの宿と一緒っぽい

着いてみるとランプの宿の真横でした。立地的には上なんですけどね

ということで興味半分で行ってみましたこの厨二ゾーン、

ちなみにお値段1500円ナリ

何故か入口でヘルメットを渡されました!

ここ危険なのか・・・?

日本三大パワースポットとの触れこみですが・・・

見晴らしは確かに素晴らしい

天空展望台や聖域の岬から見る海や岩礁はなかなかでした

聖域の岬は能登半島の最東端だそうです

そしてランプの宿を上から眺められるのもなかなか

だが青の洞窟・・・お前はダメだ!

確かに形状はイタリアのそれに近い感じです

しかし、それほど青くなかった

というかこれ照明のせいなんじゃ?

もしかしたら潮の加減と太陽の当たり方で青く見える可能性も無きにしも非ず

ですが今回はそれほど青くは見えませんでした、残念

青の洞窟内の石は好きに拾って持って帰っていいとのことなので

5~6個拾ってお土産にしました

特にパワーは感じませんが・・・w

お土産店にはパワーストーンが山ほど売られていましたが

特に興味もないのでスルー

聖域の岬を後にして、次は禄剛埼灯台へ

ここへは道の駅:狼煙に駐車して急な坂道を登っていくことになる

あと400m 8分との看板に

100mどう考えても2分かからないだろう? と思っていましたが

坂が急なのとカメラと三脚担いでいたのでそれくらいかかりましたw

苦労して登ったかいはあって、眺めは抜群!

ここが能登半島最先端、ついに来たか!と思うと感慨もひとしおです

絶壁に立つ灯台はやはり絵になりますね

色々モニュメントがありますが一番気になったのは

ここが日本の中心!って書いてある地図でした


続きは2日目後半編へ



       






アバター
2017/10/23 01:26
Re:Oliveさん

本当に色々なところを駆け足で巡った気がします

所が変われば、様々なモノが変わって見えるものですごく楽しかったです

Oliveさんも、楽しい旅をしてくださいね!
アバター
2017/10/21 11:56
恭介さん、こんにちは。
充実した旅を送られてますね♪
能登半島は時計回りに回るのですね!(^^)!
8番ラーメンも美味しそう!
いろいろな所をまわられたのですね。
兼六園も行ったことあります。綺麗な庭園を見ると何故か落ち着きます。
東尋坊は怖さ満載ですよね。滑って落ちたら・・・と背筋がゾ~となります。
色々な方と出逢い、いろいろなものに触れて、感じて、
素敵な旅ができたことを羨ましく思います。
良かったですね♪
アバター
2017/10/02 00:59
Re:みゆさん

東西の分け目といえば関ケ原辺りが有名ですけど全国にありそうですねw

とにかく駆け足でいろんなところを巡ったので楽しいながらもドタバタしてましたw
アバター
2017/09/26 09:48
旅、充実していますね~
楽しく読ませてもらいました^^

日本の中心…きっと各地にありそう。
日本の人口中心地とかもありますよ。
年々、移動しているみたい。

あと、観光所に西と東を分けるモニュメントがある場所も。。。
これにはビックリした~
勝手に作っていいのかとw

8番ラーメン、私も食べてみたい(≧◇≦)



月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.