Nicotto Town


シグキーリア


friend-名も無き物語-第6章 その③


   friend-名も無き物語-第6章 その③

  「おや、君はまだバッジを持っていないんだね?」
 と親方のフェティールは僕を見てそう言った。
 「あっ、はい・・・今日一緒に行動するように
 なったものなので・・・。」
 と僕はおずおずと親方のフェティールに
 向かってそう答えると親方のフェティールは、
 「それじゃあ君が持っているその読み取りコード
 と交換で渡そう。以後はバッジがあればこの
 ギルドの出入りは自由だからね。」
 と僕に向かってそう言った。
 「そういえば君達はどこのギルドの所属だい?」
 と親方のフェティールが思い出したかのように
 僕達に向かってそう訪ねるとミスティアが、
 「ウォーラルギルドです。」
 と親方のフェティールにそう答えると
 親方のフェティールは、
 「あっ、ウォーラルのところか!ならバッジに
 所属がウォーラルギルドだとちゃんと書いておか
 ないとね。かきかきっと。」
 と親方のフェティールは探検隊バッジの裏に
 所属を書いた後親方のフェティールは、
 「ところでそこのニャビー君、
 君の名前は?」
 と親方のフェティールが僕に向かって
 そう訪ねてきた。僕は、
 「セイヤです。」
 と親方のフェティールにそう答えると
 親方のフェティールは、
 「了解。じゃあこれセイヤ君の探検隊バッジ!」
 とそう言って僕は親方のフェティールに
 銀色に光る「貸出用認証コード」と書かれた札を手渡して
 親方のフェティールは僕に探検隊バッジを手渡した。
 「あっ、ありがとうございます・・・。」
 と僕が親方のフェティールにお礼を言うと彼女は続けて、
 「さて、君たちの部屋は地下1階の右上の部屋
 だよ。今日は大変だっただろうからゆっくり
 休んでいってね。」
 と僕達4匹に向かってそう言うとピカノンが、
 「はい!」
 と親方のフェティールに向かってそう返事を返すと彼女が、
 「それと、こんなもので申し訳ないけどワラビを
 助けてくれたお礼。受け取ってちょうだい。」
 と親方のフェティールはそう言うと僕達に
 ワラビを助けてくれたお礼としてげんきのかけら5個と
 エナジーエレメント2個と元気ドリンク4本を受け取った。
 「それとあと2つほど用意してあるんだけど・・・
 これらはちょっとお預けにしてもいいかな?」
 と親方のフェティールは僕達4匹に向かって
 そう訪ねてきた。カゲロウが、
 「と、いいますと?」
 と親方のフェティールに向かってそう訪ねると彼女は、
 「見た感じ、君たち結構実力ありそうだよね。
 それにみんな結構な絆で結ばれているように
 見える。それが本物かどうか見極めたい・・・。」
 と僕達4匹に向かってそう言った。僕が、
 「(えっ・・・。)」
 と思っていると親方のフェティールは、
 「だから、明日起きたらちょっと私のところへ
 来てくれるかな?詳しくはそこで説明するよ。」
 と僕達4匹に向かってそう言った。
 それを聞いたミスティアが、
 「は、はぁ・・・わかりました。」
 と親方のフェティールに向かってそう言うと彼女は、
 「それじゃ、いつまでも君達と話していると
 疲れている君達に申し訳ないし、ここまでに
 しよう。」
 と僕達4匹に向かってそう言うと続けて、
 「今日はゆっくり休んで、明日の朝私のところに
 来てね。それじゃ、ゆっくりしていってね。」
 と親方のフェティールは僕達4匹に向かって
 そう言ってきた。僕達4匹は、親方の部屋を
 後にして割当られた部屋に入る。
 「さて、寝る前にセイヤの事について2匹にも
 話しておかないとな。」
 とカゲロウが割当られた部屋に入って
 扉を閉めてそう言うとミスティアが、
 「うん。私もちゃんと理由とか把握して
 おきたいし。」
 とカゲロウに向かってそう言うと彼は、
 「じゃあ何でセイヤが俺達の仲間になったかと
 いうところからだな・・・。」
 とミスティア、ピカノンの2匹に向かって
 そう言うと彼は続けて、
 「実はセイヤも俺と同じく、元は人間だった
 そうなんだ。」
 とミスティア、ピカノンの2匹に向かって
 そう言った。
 「えっ!?」
 「!?」
 ミスティア、ピカノンの2匹はただただ
 驚いていた。
 「う、うん・・・実はそうなんだよ。気づいたら
 こんな姿になって、昼間君達に助けられた場所に
 倒れていたんだ・・・。」
 とただただ驚いていたミスティア、ピカノンの2匹に
 向かってそう言うと僕は続けて、
 「だからそれからずっと一人で不安でさ・・・・・・
 温泉に入っている時にカゲロウ君に声かけられた
 時もどうしようかと思ったけど・・・、
 何か僕の行動がカゲロウ君がポケモンになった
 時と似ていたらしく、それで僕が元々人間だった
 んじゃないかって感じてたらしいんだよね。」
 とただただ驚いていたミスティア、ピカノンの2匹に
 向かってそう言うと僕は更に続けて、
 「まあ、あの時は同じ立場の人間に会えてすごく
 ホッとしたよ。事情を話したら仲間に誘って
 もらえたしね。」
 と僕の話をただただ驚いて聞いていたミスティア、
 ピカノンの2匹に向かってそう言うと僕は続けて、
 「勿論こう話している今ですらまだ実感持てて
 ないしどうしたらいいのかわからないけど・・・。」
 と僕の話をただただ驚いて聞いていたミスティア、
 ピカノンの2匹に向かってそう言うと僕は更に続けて、
 「・・・でも・・・・・・さっきあの場から僕を助けて
 くれたみんななら・・・ついていっても大丈夫かな
 って思えたんだ。」
 と僕の話を聞いてただただ驚いているミスティア、
 ピカノンの2匹に向かってそう言うと僕は続けて、
 「今思えば・・・・・・君達に助けられたのは本当に
 幸運だったのかもね。彼から聞いた話では、
 人間を嫌うポケモンもいるんでしょ?」
 と僕の話を聞いてただただ驚いているミスティア、
 ピカノンの2匹に向かってそう言うと僕は更に続けて、
 「そんな中、この世界で初めて会えたのが
 友好的な君達で本当によかったと思ってるよ。」
 と僕の話を聞いてただただ驚いているミスティア、
 ピカノンの2匹に向かって僕はそう言ったのだった・・・。
  
                  その④に続く




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