Nicotto Town


シグキーリア


friend-名も無き物語-第4章 その④


   friend-名も無き物語-第4章 その④

  「それは災難でしたね・・・。」
 とピカノンがセイヤに向かってそう言った。
 「・・・と、とにかく助けてくれてありがとう。
 じゃあ僕はこれで・・・。」
 セイヤは、俺達にお礼を言ってその場から
 そそくさと立ち去ろうとする。俺が、
 「体のほうは大丈夫なのか?」
 とセイヤに向かってそう訪ねると彼は、
 「う、うん。おかげさまで怪我も無かったし。」
 と俺達に向かってそう言った。俺は、
 「そっか。じゃあ気をつけてな。」
 とセイヤに向かってそう言うと彼は、
 「ありがとう。」
 と俺達に向かってお礼を言った。
 「・・・・・・ところでなんであいつこんな所で気を
 失っていたんだろう。」
 セイヤを見送った後、俺はそう呟く。
 「さぁ・・・。」
 とミスティアも首をかしげてそう言った。
 「まあ無事だったみたいですしいいじゃない
 ですか。こっち側の道はここまでのようですし
 少し散歩したら今度は北側に行ってみましょう。」
 とピカノンが俺とミスティアに向かって
 そう言うと俺達2匹の背中を押してきた。俺は、
 「・・・そうだな。」
 とピカノンに向かってそう言った。
 「・・・(何か引っかかるな・・・もしかして
 あいつも・・・?)」
 俺は心の中でセイヤのあの態度から
 一つの仮説を立てていた。
 一方その頃・・・。
 「はぁ・・・はぁ・・・何とかあの場は驚きを誤魔化せ
 たけど・・・・・・何なんだここは・・・・・・。」
 僕は今、自分の置かれている状況を
 呑み込めずにいた。
 「何でポケモンがいるししかも喋れるんだ・・・?
 ポケモンってゲームの中だけの存在の筈
 だよね・・・。」
 僕は自分自身の荒い息を整えながら自問自答する。
 「それにブラッキーとニンフィアてあんなに
 大きかったっけ・・・?
 1mくらいだよね・・・?」
 僕は自分自身の荒い息を整えながら、
 自問自答し続ける。
 「う~ん・・・どうなってるんだ・・・。」
 しかし、答えは出て来ない。僕は辺りを
 キョロキョロと見回す。すると近くに小川が流れていた。
 「水辺か・・・・・・。」
 僕は近くを流れていた小川に近づいて、
 「喉が渇いたし水でも・・・・・・。」
 と僕が水を飲もうと小川に顔を近づけると
 小川にひねこポケモンのニャビーになった
 自分の姿が映し出される。
 「!?」
 僕は驚いて小川から距離をとる。
 「す、水面に映っているという事はこれは僕・・・
 だよね・・・?」
 と僕は再び小川を覗き込んでそう言った。
 「僕・・・ニャビーになってる・・・!?」
 僕は再び小川を覗き込んで自分の姿が変わって
 いうことに驚いた。
 「ってことはここは・・・やっぱりポケモンの
 世界・・・なのかな・・・・・・。」
 と僕は辺りを見回してそう言った。
 「えーっと・・・・・・まだ信じられないけど
 とりあえず落ち着こう、僕。うん。」
 と僕は自分自身を落ち着かせた後、
 「今の僕がニャビーなら、先ほどあの
 ブラッキー達が大きく見えたのも頷ける・・・
 確か図鑑だと40cmだもんなニャビーって。」
 と僕は自分自身に言い聞かせる。
 「で、ポケモン同士だから互いに言葉が分かる
 ってことで会話が通じたのかな・・・。」
 と僕は自分自身に言い聞かせる。
 「いや待てよ?なら何でさっきのポチエナ達は
 僕が嫌がっていたのに聞く耳持たずに襲ってきた
 んだ・・・?」
 と僕はさっきのことを思い出してそう言った。
 「もしかして野生のポケモンだと見境無く襲って
 来るポケモンもいるとか!?」
 と僕はさっきのことを思い出しつつ自分なりの
 見解をだしてそう言った。
 「だとしたら自分の身は自分で守らないと
 いけないのか・・・・・・慎重に行動しないと・・・。」
 と僕はさっきのことを思い出しつつ自分なりの
 見解をだすとそう言った。
 「おや・・・あの岩は何だろう・・・?」
 僕は近くにある紅葉の木々に囲まれた苔むした岩を調べる。
 「これは・・・・・・あれか。このエリアでイーブイが
 レベルアップするとリーフィアに進化できる岩か。
 何でこんな紅葉ばっかりな場所に・・・・・・。」
 僕は近くにある紅葉の木々に囲まれた苔むした岩を
 触りながらそう言った。
 「・・・ま、いっか。とりあえずは先に進んで
 みようかな。ずっとここにいても仕方ないし。」
 僕は近くにある紅葉の木々に囲まれた苔むした岩を
 後にした。その時!!
 「うおっ!早速野生と思われるポケモンが
 襲い掛かってきた!」
 突如、僕の目の前に野生と思われるコジョフーが
 現れ僕にいきなり襲い掛かって来た!
 「い、いや、落ち着け僕。冷静になるんだ・・・。」
 と僕は自分自身を落ち着かせると、
 「今の僕はポケモンなんだ・・・ならポケモンの
 技が少なからず使えるはず・・・・・・。」
 と僕は自分自身に言い聞かせる。
 「そうだな・・・猫ポケモンだし『ひっかく』辺り
 使えるんじゃないかな・・・。」
 と僕は自分自身を落ち着かせて技を駆使して
 野生と思われるコジョフーを打ち倒した・・・。
  
    friend-名も無き物語-第5章その①に続く




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