あ〜夏休み
- カテゴリ:日記
- 2017/08/01 02:02:13
遠い昔のオレの中学一年生の夏休み。
クラスごとに学校のプールが一時間だけ解放された。
プールサイドの熱いコンクリートから水が蒸発する匂い・・・寝ころんで空を眺める・・・ターキスブルーをうんと薄くしてほんの少しプルジャンブルーかウルトラマリンを足した青色。決して濃いブルーじゃ無いんだよ。雲が一つも無い地平線まで透明なブルー・・・・
ヒグラシの声では無くてアブラゼミの大合唱のプールサイド・・・空を眺めて何も思いつく事がないんだ。中学一年生なんて子供だからね、何にも考えないんだよ(笑)
でも裸で強いジリジリした陽に焼かれながら眺めた空は何か分からない胸が透くような爽快感や幸福感が確かに感じたんだよ。
オトナになってからはあの爽快感を一度も味わった事が無いから、今になって思い出したんだ。
帰り道の校舎の砂利道の照り返しの暑さ、黒い学生ズボンとワイシャツでトコトコ一人帰る道・・・冷たい水から上がって熱い陽に焼かれる気怠さ・・・
生涯のうちで何のプレッシャーも心配も無く自由な幸せを感じていた純粋な短い期間だった・・・・・アランドロンの映画「太陽がいっぱい」のエンディングみたいな空を眺めるシーンがなぜか重なる気分なんだ。
中学一年生に特別な背徳感は無いのに数年後に初めてあの映画を見たとき、ソレを感じたのはなぜだろう・・・・・
それは良いアイディア!ちょっとオレも考えてみる!
仕事しながら夜学で勉強したかった事や、むかしには無かったスクールが今はたくさん。
いろいろ単位とか資格とって最終的には師の後を継いで教官になる流れに・・・・・
ん?え??
40代になったらまた大学行くってこと?
40代になったらひとりでリラックスできる時間を意識して増やそうとは思っています。
どのみち、その頃には私また大学生ですから・・・・・
夏から秋にかけて超忙しい仕事について数十年・・・(かき氷屋さんではありません)
お祭り関係の仕事をしています。県内〜今では全国レベルのお祭りの仕事です。
納期に追われる日々が11月まで続きます・・・真夏を楽しんだ事が何年も無いのです、疲れ果てて家に帰って週末が休みでも病人のように寝て回復に専念する訳で外に出て陽に当たって何か楽しもうなんて気分になれないのですこの何年かはね。
もっと元気な頃は雪が無い限りは春から毎週末にモトクロスコースにバイク運んで朝から汗だくで遊んでいましたよ、歳をとるごとに筋肉痛が月曜日からじゃ無くなって火曜日辺りからはじまって・・それが水曜日からになり・・とうとう週末まで筋肉痛が治らなくなった日が来て自分の老化を知りましたね(笑)
で、中学一年の夏を思い出した訳です。あの何も無くて幸せで静かな真夏の日々。
友達と遊んだ思い出とはまったく別な一人の時間。
街の中ならアブラゼミしか鳴かないのに今は杉林や雑木林が傍にある家に住んで居ます、ヒグラシの「カナカナカナ」がエコーして聞こえて来ます。
老人のように真夏に杉林の木陰で静かな夏を楽しみたくなりました、今の仕事を年内いっぱいで辞めて来年からは少しのんびりとした時間を確保しないと知らぬ間にただのジジイになって人生終盤に向かってしまいそうです。
ただの子供だったんですよ。
中一女子の濡れた髪の匂い・・・・んんん〜〜〜今ならクルなぁ・・・・・(←現在では不純なオヤジ化)
ほんと、映画のようですね。
そこまで思いに耽ってプールin中1を満喫できたジョニさんがうらやましい!
私の中1夏のプールっていえば・・・・・
ひたすら女子更衣室に群がる男子を蹴りで粉砕し
授業や課外プールでは体をじろじろ見たり触ってくる男子を蹴りで粉砕し
プールで濡れた髪のにおいをフガフガ嗅いでくる男子を蹴りで粉砕し
蹴りのスキルがやたら上達した思い出が真っ先にorz
そして今、私の蹴りは旦那に炸裂しています^^;
(旦那命名:比叡キック)