蝉さん
- カテゴリ:日記
- 2017/08/01 01:54:31
昨日、夕方から近所の大きな公園に子供たちと出向きました。ウチの近所は、横浜の中心部のすぐ脇の街にもかかわらず、とにかく緑と大きな公園が多くて、そこは本当にありがたい。
で、17時くらいでしょうか。まだ日も高いのに、気の早い蝉の幼虫が土から出てきて、僕らが遊んでいる近くの大きな木に登り始めました。蝉の羽化は中々見られないので、最後まで見てみようという事になりました。が、登っているのをずっと見ていても仕方がないので、しばし遊んで戻ってみると、もう羽化を初めて背中が割れ始めていました。
少しづつ割れ目が大きくなっていくのですが、あるところであまり羽化が進まなくなりました。もう時間も18時を過ぎてきて御飯も食べないとなりませんので、一度公園を離れて一家で近くのラーメン屋で食事。わたしは辛いネギラーメンに生サラダ菜を山盛りというよく分からないラーメンを食べましたが、結構おいしかったw
さて御飯も食べて、再び蝉を見に。上手く羽化してるかなーと見ると、幼虫ごといた場所から消えています。あらっと思い地面を探すと。。。 案の定、地面に仰向けに倒れている幼虫。すでにほぼ動かず、アリがもう多量にたかっています。
木に戻したら助かるかな?と子供は言いますが、もちろんそれは無理です。もうその幼虫に、助かる術も、羽化し成虫になれる可能性もありません。
可哀そうだねという子供たちに、こう言いました。
確かに可哀そうだけれど、こうやって羽化できずに死んでいく蝉もたくさんいるんだ(幼虫の60%は羽化に失敗しているというデータもあります)。でもこの幼虫はただ死んでゴミになるわけじゃない。この幼虫が死ぬことで、いまたくさんたかっているアリは、今日はご馳走を食べることが出来る。そしてそのアリが出した糞が養分になって木が育ち、羽化することが出来た蝉がその樹液を吸ってまた卵をうんで、7年後の蝉が生まれて、きっとその蝉はいまここで死んでしまった幼虫の分まで頑張って生きるんじゃないかな。自然の世界には、無駄なものなんて何一つなくて、死ぬことも他の生き物が生きることにつながってるよ。
子供に伝わったかどうか分かりません。ただ、そう自分で言いながら思いました。無駄を生んでいるのは、人間だけだなと。
でも生き物のことを学べるよい機会でしたね。
ちょっと可笑しいw
まだシッカリ羽が伸びてないとか、そんな感じかな?
わたしが子供のころから庭で当たり前に見てきた蝉の羽化。
珍しいとも思わないで「あ、やってる」くらいの感覚だったのですが、
実は観たことがない人のほうが多いみたいで
夫は30過ぎて初めてみて、興奮してました。
ちゃんと脱皮して、まだシッ