Nicotto Town


シグキーリア


アラキの大冒険Season2PART0第3章


   アラキの大冒険Season2PART0第3章 その③

  「ねぇ、アラキ。初めて私達と会った時、
 あなたはどう思った?」
 とアノートが僕にそう訪ねてきた。僕は、
 「うーん・・・・・・あの時は凄く怯えていたしなぁ・・・。
 炎タイプだから燃やさせるかと思ったよ。」
 と僕は初めてアノート達と会った時のことを
 思い出して彼女にそう言った。
 「あらひどい。私は放火魔じゃないのよ。」
 とアノートが僕の言葉に少しむくれながら
 僕にそう言った。
 「あ・・・・・・ごめん。」
 と僕は慌ててアノートに謝ると彼女は、
 「ふふふ、冗談よ。怯えていたんだもの。
 仕方ないわ。」
 とアノートが僕に笑顔でそう言った。
 「・・・・・・でもね、私、あなたを助けて本当に
 良かったって思ってる。」
 とアノートが夜空を見ながら僕にそう言うと続けて、
 「フュールやアクアリス姉ちゃん以外にここまで
 親しくできたのはあなたが初めてだもの。」
 とアノートが夜空を見ながら僕にそう言った。
 「姉ちゃん?アノートにもお姉ちゃんがいるの?」
 と僕がアノートにそう訪ねると彼女は、
 「うん。私とフュールには姉のシャワーズ、
 「アクアリス」がいるの。」
 と僕にそう言うと続けて、
 「なんというか・・・・・・本当に自由奔放なの。
 連絡はしてくれるけどマイペースでいつも勝手に
 冒険に出てしまったり・・・。」
 とアノートは冷ややかな目をしながら僕にそう言うと続けて、
 「・・・まあ実力はあるし、それでも私達姉弟を
 気遣ってくれるいいお姉さんでは
 あるんだけどね。」
 とアノートは冷ややかな目をしながら
 僕にそう言うと更にと続けて、
 「次はいつ帰ってくるのやら・・・。」
 とアノートは冷ややかな目をしながら僕にそう言った。
 「明日辺りにひょっこり帰ってきたりして・・・。」
 と僕がアノートにそう言うと彼女は、
 「かもね。」
 とアノートは冷ややかな目をしながら僕にそう言った。
 「私、以前は家族以外には接せられるポケモンが
 いなかったの。この年になってようやく
 スプリネが友達になったくらいで・・・。」
 とアノートが夜空を見ながら僕にそう言うと続けて、
 「勿論あのギルドのみんな別よ?みんなすごく
 友好的で・・・馴染みやすいし。」
 とアノートが夜空を見ながら僕にそこまで言うと彼女は、
 「・・・やっぱり、人もポケモンも・・・・・・互いの考えや
 心同士によって様々な関係が成り立つと思うの。」
 と自分の目を閉じて夜空を見ている僕にそう言うと続けて、
 「一人だと思っている者だって結局は誰かが声を
 かけるか自分で行かなければその状況からは
 脱出できない・・・。」
 とアノートは目を閉じたまま夜空を見ている僕に
 そう言うと更に続けて、
 「一人ぼっちだと思っている者は勿論声をかける
 事は不安でたまらない。否定的な言葉をかけら
 れるかもしれないんですもの・・・。」
 とアノートは目を閉じたまま僕にそう言うと続けて、
 「結局はどんな人だろうとポケモンだろうと
 受け入れられるだけの広い心・・・・・・それを持つ事が
 関係を深めていく上で大事な事なのかもね。」
 とアノートは目を閉じたまま僕にそう言うと更に続けて、
 「勿論許せないタイプの者がいたって構わない。
 でも他者と関わりあいたいと言う感情を持った者
 は少なからず良心を持っているはず。」
 とアノートは目を閉じたまま満天の星空に
 見とれている僕にそう言うと続けて、
 「その良心を認め、関係を深めあえる者こそ、
 互いを信じあえ、最高の友情が生まれる・・・。
 そう思っているの。」
 とアノートは目を閉じたまま満天の星空に
 見とれている僕にそう言った。
 「アラキ。それはポケモントレーナーと
 ポケモン同士でも変わらない筈よ。」
 とアノートは目を開いて満天の星空に見とれている
 僕にそう言った。
 「え?」
 と僕がアノートにそう訪ねると彼女は、
 「貴方は相手を想いすぎる面があるのよ。
 そのおかげで沢山のポケモンとは仲良くなれた
 でしょう。」
 と僕にそう言うと彼女は再び自分の目を閉じて、
 「でも管理しきれずに逃がしてしまったポケモン
 達の事まで考えてしまう・・・それはいい意味で
 ポケモンの事を思いすぎなんじゃないかしら。」
 とアノートは目を閉じたまま夜空を見ている僕に
 そう言うと続けて、
 「クロノールみたいに恨みを買うポケモンもいた
 から今もその不安が残っているかもしれない・・・。」
 とアノートは目を閉じたまま夜空を見ている僕に
 そう言うと更に続けて、
 「でもポケモンと人間はバトルで全て繋がってる
 訳じゃないのよ。他の事でも友情を深めて
 行く事だってできる。」
 とアノートは目を閉じたまま満天の星空に
 見とれている僕にそう言うと続けて、
 「クロノールだってちゃんと謝れば許してくれた。
 それはあなたの人柄があってこそだったんだと
 思うの。」
 とアノートは目を閉じたまま満天の星空に
 見とれている僕にそう言うのだった・・・。

                     その④に続く




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