Nicotto Town


シグキーリア


アラキの大冒険Season2PART0第1章


   アラキの大冒険Season2PART0第1章 その①

 ーアラキの大冒険Season2PART0第1章 アノートの願いー

  「ぼ、ぼくですか!?」
 突然アグノムに名指しされたフュールが
 驚きながらそう言うとアグノムは、
 「勿論怖いなら来なくても大丈夫だ。
 来るか来ないか決めるのは君自身だよ。」
 とアグノムがそう言うとフュールは、
 「も、もちろん行きますよ!ぼくだって
 アラキさんにまた会いたいし、お姉ちゃんを
 精いっぱい支えたいもん!!」
 といきがりながらそう言った。
 「フュールまで・・・・・・!」
 アノートが喜んでいるとネルフが、
 「決まりだな。俺達がいけないのは残念
 だけど・・・・・・俺達の希望、アノートさんに
 任せますよ!」
 とアノート達2匹を見ながら何度も頷く。
 「うん!」
 とアノートはネルフに短い返事を返す。
 「それじゃあ準備して、まずは孤風町の西側へ
 むかおうか。」
 こうしてアノート・フュール・アグノム達3匹は、
 準備を整えてギルドをにし、孤風町の西側へ向かう。
 途中野生のドラピオンと戦ったり、暗闇が広がって
 いたり、毒沼地帯が広がっていたり大変だったが、
 みんなで力を合わせて突破すると彼女達は、
 突如として広場のように開けた場所に出る。
 「・・・・・・なんか・・・・・・誰かに見られてるような・・・。」
 そう言ってアノートは辺り一帯を見回すが、その場所には
 彼女達3匹しかいなかった。
 「ぶ、不気味なこと言わないでよ・・・。」
 とアノートのその言葉にフュールが、
 恐怖に体を震えながらそう言うとアグノムが、
 「いや、本当に何かいるよ・・・しかも大勢・・・。」
 と言って辺り一帯を見回していたその時!!
 「うぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃー!!」
 と言う掛け声のような鳴き声と共に
 アノート達の周りに暗がりから、
 ヤミラミ達が現れて彼女達3匹を取り囲む。
 「うわああああああぁぁぁぁぁ!!」
 とフュールが、彼らを見て悲鳴を上げる。
 「沢山のヤミラミが!」
 とアノートが言うとヤミラミ達が彼女達3匹に
 突然襲い掛かって来た!!
 かくしてアノート達と沢山のヤミラミ達との
 バトルがいきなり始まった!!
 が、しかしアノートの技「噴煙」で
 沢山のヤミラミ達を一掃する。
 「はぁ・・・吃驚(びっくり)した・・・!
 何で急に襲ってきたのかしら・・・ん?
 下に紙きれが落ちてる・・・。」
 アノートは、沢山のヤミラミ達がいた場所に落ちていた
 紙きれを拾って見てみるとそこには、
 『唯一王キター!!!!』
 とだけ書かれてあった。アノートは、無言で
 その紙きれをフュール・アグノム達2匹に
 見せること無くその場で燃やした。
 「この先が海沿いの岸壁だ。
 とりあえずはこの先に見える塔を目印に岸壁を
 進んでいこう。」
 再び暗闇の岸壁を手探りで進んでいくと
 突如として広場のように開けた場所に出る。
 そこには、2匹のヤミラミとヨノワールが
 立っていた。
 「・・・来ましたね。」
 ヨノワールが、まるで彼女達3匹がここに
 来ることが最初から分かっているかのような
 口振りでそう言った。
 「・・・お前は?」
 アグノムが怪訝そうにヨノワールに訪ねるとヨノワールは、
 「私はワールディと申します。ここを訪れる
 方々の実力を図るべく配属された団体の幹部の
 1匹です。」
 とワールディと名乗ったヨノワールは、
 彼女達3匹にそう言った。
 「まあ部下はヤミラミだけなんですがね。」
 とワールディは、彼の傍にいた2匹のヤミラミ
 を見て大きな溜息をつきながらそう言った。
 「・・・さて、早速ですが貴方方の実力、
 見せていただきますよ。」
 とワールディは、傍にいた2匹のヤミラミと
 共に彼女達3匹に襲い掛かって来た!!
 こうしてアノート達とワールディ達との
 バトルが始まった!!
 ワールディ達との戦いは取り巻きの
 ヤミラミを速攻で倒したが、
 ワールディの技「呪い」に
 悩まされたが、みんなで力を合わせて突破した。
 かくしてアノート達とワールディ達との
 バトルはアノート達の圧勝で幕を下ろした。
 「・・・・・・ここまでですね。」
 とワールディは、その場に倒れ込む。
 「・・・見事です。しかしこの先の塔は死傷者
 続出の危険地帯・・・。油断せずに・・・。」
 とワールディは、そう言い残すと
 取り巻きのヤミラミ達に支えられながら
 その場から、姿を消した。
 「・・・死傷者続出って・・・・・・。」
 とアノートがワールディの言葉に
 恐れおののいているとアグノムが、
 「・・・・・・ああ。あの塔の攻略は慎重にしないとな。
 気を付けて行こう・・・。」
 とそう言った。こうしてアノート達3匹は、先に
 見える塔に向かって歩き出した・・・。

                     その②に続く




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