警視庁・捜査一課長 season2 感想文
- カテゴリ:テレビ
- 2017/06/02 16:40:30
警視庁・捜査一課長 season2 第7話
テレビ朝日 木曜夜8時~
▼最初からネタバレご注意!
今回はいつものようにあらすじを追うのではなく、事件の概要を時系列にまとめてみようと思います。
実業家の仙道香奈恵とデザイナーの飯窪佐和の2人の女性が、ニコタマバッグというかばんメーカーを設立。
当初佐和はデザイナーとしては無名でしたが、社長の香奈恵の強引とも言える経営手法で、
世界的なブランドになっていきました。
香奈恵は佐和に思う存分デザインに打ち込んでもらいたくて、汚い手法も使ってきたけれど、
それを佐和に知らせずにいました。
会社が大きくなるにつれ、社員が増えていきましたが、香奈恵の強引な手法に反感を持つ社員も出てきて、
そのうち香奈恵と佐和の仲もぎくしゃくするようになってしまいました。
中途採用で経理担当役員になった重森悠介は、香奈恵を社長の座から引きずり下ろす計画を立てますが、
事前に露見して、退職を余儀なくされます。
重森が退職して1ヵ月後、佐和は重森と協力して、香奈恵が自宅に隠し持っている会社の金3千万を
奪う計画を立てます。
佐和は香奈恵が反省してくれれば、金を返すつもりで、重森もそれに同意しました。
ところがその密談を、デザイナー兼社員の河本志帆に盗み聞きされていたのです。
志帆は香奈恵が自分のデザインを全然商品化してくれないことに、大きな不満を持っていました。
彼女にとって、香奈恵と佐和が不仲なのは好都合だったのです。
そこで志帆は佐和たちの邪魔をする計画を立てるのです。
▼決行の日
佐和は重森に香奈恵の家のコピーキーを渡し、金庫の暗証番号を教えました。
自分はまったく別の場所で会食してアリバイを作り、重森に3千万を盗ませたのです。
その重森を、恐らく金を盗んだことを知っているなどと言って呼び出した志帆は、
佐和の自宅の近くを流れる川原で彼を殺害し、ゴムボートに死体と3千万を乗せて川に流しました。
帰宅した香奈恵は、3千万が盗まれていることに気づきましたが、裏金なので警察に届けることができず、
会社の社長室から盗まれたように、窓を割るなどして工作しました。
翌日重森の死体を乗せたボートが、東京湾で発見され、それを知った志帆は、急遽香奈恵に罪を
なすりつけるため、香奈恵の自宅にゴムボートを膨らませる時に使った電動ポンプを置いておきました。
その電動ポンプのホースをつなぐ時、指紋がついてしまっていたため、これが証拠となり、
志帆が殺人犯として逮捕されるにいたりました。
香奈恵と佐和は、結局お互いを大事に思い合っていることを確認、一から出直すことにしたのです。
▼疑問噴出
こうしてまとめてみると、疑問点がいっぱい出てきますねw
まず犯人の志帆の行動が滅茶苦茶です。
彼女の動機は、自分のデザインが社長に認めてもらえないことでしたが、
それで重森を殺せばいいやって、あまりにも考えがなさすぎですね。
また、佐和に重森を殺した罪をかぶせるのは、メインデザイナーがいなくなるから、
自分の活躍の場が増えるかもしれないということで、まぁ一応理解はできます。
でも社長に罪をかぶせようとしたのは、理由がよくわかりません。
社長が殺人罪で捕まったら、まぁ会社潰れるよね。
佐和が捕まってもヤバいと思いますけどね。
つまりここで彼女がやるべきことは、殺人ではなかったことは確かですよ。
私なら何か証拠をつかみ内部告発するぞと脅して、自分のデザインを商品化してもらいますね。
また、3千万という大金を、死体とともにボートで流してしまったのも、理由がよくわからない。
運よくそのまま見つかったからよかったものの、死体と一緒に川の底なんてことも十分ありえますからね。
それなら自分でもらっといた方がよくないですか?
そもそも死体をゴムボートで流す意味もよくわかりませんでした。
死体を早く発見させたいなら川原に放置でいいし、隠したいならゴムボートに穴でもあけておけばそのうち川に沈みますよね。
そもそも死体をゴムボートで流す意味もよくわかりませんでした。
死体を早く発見させたいなら川原に放置でいいし、隠したいならゴムボートに穴でもあけておけばそのうち川に沈みますよね。
それから、佐和が立てた計画も無謀ですよね。
確かにそのくらいしないと、香奈恵は反省してくれないかもしれないと考えたのかもしれません。
でも一番効くのは、佐和がストライキすることじゃないですか?
会社に与える影響は大きいですが、合法的です。
香奈恵も放っとくわけにはいかないので、佐和との話し合いに応じるでしょう。
それとも佐和は、自分の存在がどれだけ香奈恵にとって大きいかを自覚していなくて、
こんな犯行に及んだのでしょうかね。
それだったらありえなくもないなと思いますが。
それと、退職して次の仕事を探している重森が、こんなきな臭い計画に協力したのも理解できません。
もう自分とは関係ない会社の話じゃないですか。
自分の人生そのものの岐路に立っている時に、こんなことやってる場合じゃないと思うんですけどね。
下手したら手が後ろに回ることになりかねませんし、そうなったら再就職どころじゃないですよ。
年齢的にも微妙ですし、もうちょっと自重してしかるべきだったと思いますね。
あと、これは前から思ってたことですが、大岩の飼い猫のビビ、猫らしくないw
大岩もその妻も、猫をまったく理解してないですね。
まあつまるところ脚本家が理解してないんでしょうけどw
猫はいつものところでいつもの暮らしができるのが一番なんです。
間違っても豪華客船で世界一周旅行をしたいなどと思う猫はいませんよw