Nicotto Town


五飯田八宝菜の語学学習日記


ゴタぴょんの日記 2013年8月30日 Ⅰ

8月30日(金)


 ツアーの参加者は、シンガポールから23名。日本側かえあ2名。
 こんなツアーもあるのかと、びっくり。


  【ANAクラウンプラザ大阪、午前9時】

  ホテルのロビーには、誰もいません。


 ゴタもいません。
   本日は、29名乗りのマイクロバスでの観光です。

   お客様は、総勢25名。
   これは、ゴタひとりでは、捌ききれないと判断。
   この仕事を受けてから、熟考、検討、(正しくは、堂々めぐり)
   そして、結論は、アシストが必要だと決断。

   アシストは、どうするか?
   
   ほかの通訳ガイドはんを呼ぶのは困る。
   この仕事は、すでに、燃料代を含め、
   67000円で請け負ったあと。

   今更、23000円アップは要求できない。
   (ゴタのガイド料金は、23000円。)

   そこで、我が身を削って、
   10000円で、助けてくれる、
   そんな、ありがた~い人。

   ありがた~い人はどこかにいませんか~?

   と、そのとき、ふと浮かんだのは、淡路島。
   淡路島が浮かんだ。
   
   海上のポッカリ浮かんだ淡路島があった。
   今年の春、淡路島で知り合った、あの
   同志社大学の親分を呼ぼう。

   あの人、名前を忘れた。
   とりあえず、新島八重としておこう。
   八重さんにメールした。


    「おら、困ってるんだ。だすげておくんなんしょ。」

   
   返事がきた。


    「行ってやる。おらにまかせどげ。」


   そういうやりとりがあって、いよいよ、
   きょう、8月30日が本番。
   
   だが、ホテルのロビーには、八重さん、ただひとり、
   ぽつねんと、立っていたという。


   ゴタ、守口のトヨタレンタリ-スで、
   8時にマイクロバスを借り受け、
   大日から門真、門真から163号線、
   鶴見、緑1丁目から、内環状、中央大通りと

   もくもくと走っていたのでございます。

   あ~さは どこから 来るかしら~
   
  
   鼻歌交えて走ったのもつかの間、
   そのさわやかな、すがすがしい朝の気持ちは、
   やがて、森ノ宮で、消えた。

   眼前は、車の行列。動いていない。
   いわゆる渋滞。渋滞とは何か?
   それは、時間はどんどん動くが、
   車はさっぱり動かないこと。

   それは、渋滞の神(悪神だぜ)が、

    「わははは、お前は、遅刻じゃ~。」

   とせせら笑うこと。

   人に笑われると、赤面するものだが、
   この悪鬼に笑われると、悲壮になる。


   困った。とりあえず、
   ホテルのゲストリレ-ションズに電話。

   どなたもいらっしゃいません。


   そこに立っていたのは、新島八重ただひとり。


    「おら、来るどご、間違ったんで、ねえべか?」
  

   そう思ったそうです。
   なにしろ、シンガポールの朝は遅い。

   9時10分。日程表での、
   ツアー出発時間は、午前9時。
    まだ、シンガポール人の姿がない。


Ⅱにつづく
ゴタぴょん




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