Nicotto Town


シグキーリア


アラキの大冒険part3第4章 その④


   アラキの大冒険part3第4章 その④

  「そうすれば互いにこの世界で楽しく生きていけ
 るじゃない。いつまでも恨みをを持つより、この先
 の人生楽しく生きた方が気が楽よ。」
 そう言ってアノートはクロノールを見る。            
 「・・・・・・そうだな。わかった。」
 シザクはアノートの出した案に賛同する。
 「俺はまだ納得いってないけど・・・・・・まあそれも
 いいかもな。ここだったら個体値とかは関係
 ないしな。」
 クロノールはばつの悪そうな顔をしながらそう言った。
 「あれ、随分と素直になったじゃないの。」
 そんなクロノールの様子を見てアノートが、
 笑顔でそう言った。
 「う、うるせぇな。」
 クロノールはばつの悪そうな顔をしながら
 アノートにそう言った。
 「これもアノート殿のおかげなのかもな。」
 シザクはしきりに頷きながらそう言った。
 「おーい、アノート-!!生きてる-!?」
 その時アノートの耳に塞がれた入口の方から
 聞き覚えのある声が聞こえてきた。
 「この声はスプリネ!!」
 そう言ってアノートは入口の方を見る。
 「アノートさん、今酸素供給用の穴を開けました!
 これから救助するのでもう少し頑張って下さい!」
 塞がれた入口に小さな穴が開き、
 そこからネルフがそうアノート達に声を掛ける。
 「ありがとう!!」
 アノートは、ネルフにそう短くお礼する。
 そして翌日の朝。
 「おはよう!よく眠れた?」
 とアイトは僕にいたいげな視線を
 向けて聞いてくる。
 「うん。ちょっと寒かったけど、疲れも
 取れたよ。」
 僕は、アイトに微笑みながらそう言った。
 「よかった!じゃあそろそろ先に進みましょ!」
 とたんにアイトは笑顔で僕にそう言った。
 「とりあえずはこの荒原をぬけましょう。」
 とアイトは僕に道の先の荒原を指差してそう言った。
 孤独の荒原では、野生のワルビル、ビブラーバ、
 サマヨール、フワライドとエンカウントした。
 ワルビルとビブラーバは、技「岩雪崩」にさえ気を付けて
 いれば何のことはないが、技「のろい」で体力をガリガリ
 削ってくるサマヨール、技「怪しい風」でステータスを
 ガンガン下げてくるフワライドに苦戦した。
 「・・・・・・何か・・・・・・すごく寂しい町だね・・・。」
 孤独の荒原を抜けるとすごく寂しい町に辿り着いた。
 どうやらこの町はゴーストタウンのようだ。
 「そうね・・・・・・。」
 僕の言葉にアイトがそう短く同意する。
 「とりあえずここからどうしようか。」
 とアイトは僕に聞いてきた。
 「・・・・・・一回明暗の森の奥に行こう。アノートが
 まだあの辺で僕の事を探してくれている
 かもしれないし・・・。」
 そう言って僕は、アイトの反応を見る。
 「・・・わかった。行こう。」
 とアイトは僕に嫌な顔一つせずにそう言った。
 僕達は、ゴーストタウンを後にして
 アノートと別れた明暗の森の奥に
 向かって歩いて行く。
 一方その頃・・・、
 「リアス!!てめぇ!!」
 そう言ってクロノールはリアスに
 飛びかかろうとする。
 「わ、悪かったって!!だってあの時は急に
 ラティアスが現れてあいつを連れ去ったもん
 だから・・・。」
 そう言ってリアスはクロノールに土下座して
 謝っている。
 「俺が怒ってるのはそこじゃねぇよバカ!!
 お前が起こした地震のせいで俺達生き埋めに
 なって窒息死するとこだったんだぞ!!」
 そう言ってクロノールはリアスに
 飛びかかろうとしてシザクに止められている。
 「毎度言ってるだろ!!上からかっこつけての
 登場で地震起こすなって!!これでも食らって
 反省しろ!!」
 そう言ってクロノールは止めに入るシザクを
 振り切りリアスに渾身の「れいとうパンチ」
 を繰り出す。
 「や、やめてくれ!!俺が氷4倍なの知って
 るだろ!!それをタイプ一致でうつな!!」
 そう言ってリアスはクロノールの技
 「れいとうパンチ」を喰らって震えていた・・・。

     アラキの大冒険part3第5章その①に続く




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