堕天使
- カテゴリ：日記
- 2017/05/28 18:37:32
キリスト教（及び源流であるユダヤ教、派生したイスラム教）は、一神論。
つまり二元論ではなく実は一元論なのだそうです。
「神（単数）」だけが絶対で、基本的には対立者もいない。
え？
悪魔？
悪魔でさえも、実際には神ノ支配を逃れる事はできないとされています。
でも、人間って唯一絶対のものって満足できないのだろうなあ、と思います。
だからこそ、カトリックは宣教する時に、地元の神々を「聖人」という形でかなり吸収しています。
それもあってか、聖人（多数）は、個々に信仰を集めており、
この点からカトリックは多神教である、と見る事も、できるかもしれません。
実際、マリア信仰は、「黒いマリア」にもあるように、
古代の太母信仰と繋がっているといわれています。
そこへ、中世にユダヤの世界観（またそれに影響を及ぼしたメソポタミアなどの世界観）が影響して、
天使学、悪魔学というものが盛んになったそうです。
主にユダヤベースの多数の天使が、それぞれの役目を定められ、
同時に多数の悪魔（こちらは中近東の古代の神々などが原型になってたり）も、キャラクターを設定されたわけです。
でも、ここで登場するのが、堕天使なんです！
天使だったけれども、なんらかの理由で神に叛逆した存在。
悪魔に数えられる事も多いですけれども、
あくまで、裏切り者の天使として地上をさまよい続けている堕天使もいるようです。
堕天使が神に叛逆した理由は、かなり、やむにやまれぬものです。
最も有名なのは、
作り物である人間が自分たちの上に置かれた事（拝まねばならなくなったこと）
これがいけなかった、というものです。
そもそも天使からしたら、純粋に神を崇め奉る彼らという存在がいるのに、
なんで人間などというものを神はお作りになったのであろうか？
しかもそれを天使の上に置くとはいかに。
……裏切りたくなる気持ちもわかるというものです。
こういうやむにやまれず罪人になった存在って、魅力的なのは何故なのでしょうね。
神にも匹敵する、俺tsueeeeeeee！
けど、精神的には弱点があった。
これなのかな～。
いえいえ、とんでもないですよー。
またお時間ある時にごゆっくりどうぞ。
お待ちしています。
また後日。
やはり、ユダ（イスカリオテのユダ）が最も有名な裏切り者だからかもしれません。
イエス＝（三位一体のうえで）神 ですし、
神を直接裏切った人間など他にいないと思いますし。
『北斗の拳』のユダは確かUDAだったと思います。
（ユダの奴隷である事を意味する烙印がUでした）
仏教の世界はよくわからないのですけど、破戒僧というのも、ちょっと怖いですね。
中世の支那や日本の伝承には、破戒僧が化け物（天狗とか）に生まれ変わった話が幾つもあるみたいですね。
でも必ず・・・と言って程、裏切り者＝ユダなのはなぜ？でしょう
北斗の拳でもユダだし・・・（これは宗教とは関係ない名前だと思いますが＾＾）