MSXは玩具レベル
- カテゴリ:パソコン/インターネット
- 2017/05/22 06:14:04
昔MSX2でRPGを作ろうとしたのだけど、基本的にはドラクエっぽいデザインだったかな。
色んなモンスターの絵を描いたり画面に出るようにして、試作だったけどRPGの一番基本的な部分は作れたように思う。
戦闘になると敵と自分のキャラが交互に攻撃するのだけど、その時の計算式に自分自身の体力を加味したところが一番の特徴だった。
自分の体力が100%の状態なら攻撃力も100%発揮され、体力50%だと攻撃力も50%しか発揮されないという、ちょっと嫌な仕組みにした。
この体力≒攻撃力という仕様は未だに市販のゲームで見たことがない。
それらしいゲームに仕上がりつつあったのだけどMSX系のマイコンはとにかくメモリが少なかったので、作っている途中で それ以上、プログラムを長く出来ない状態になった。
まだ商店やイベントなど色々、組み込まなきゃいけなかったのにメモリが足りなくなったのだから、もうお手上げ。
それ以来、RPGを一から作るというのはやらなくなった。
ゲームを最初から作るというのは極めて効率が悪いので、RPGツクールでも何でも使って短い期間で完成できるようにした方がいい。
MSXでアドベンチャーゲームを作ろうとした時、グラフィックと文字を同じ画面に表示するという極めて基礎的なところで早くもツマヅイた。
入力した文字をグラフィックと同じ画面に出すという処理は、MSXにおいてはちょっと面倒だった。
キーボードから入力した文字はプログラムで画面に表示する仕組みを作らないと、グラフィックと文字の同時表示は出来ない。
多くのゲーム会社は文字入力の修正を"BACK SPACE"しか対応していなかった。
つまり最後に入力した文字しか手直しできないから、最初の文字を修正するには入力した文字列を全部"BACK SPACE"キーで消すしか無い。
そこで私はカーソル移動キーや"INSERT"、"DELETE"も使えるようにプログラムした。
こういう基本的な編集機能までプログラムで対応しないと「文字をグラフィックと同じ画面に出す」事ができないのだからMSXというマイコンはチャチイ玩具だった。
うちの弟が持ってたMSXはカシオのMX-10だったざんス。
FM-7の方が処理速度は上だったらしい。
PC-8801mkIIというマイコンがあったけど、大半のゲームはSR以降対応だった。
それで知人はPC-8801mkIIしか持っていないのでゲームが遊べないと。
最初の段階で挫折する人も居る。
FM-7のように10万円以上する機械じゃないと、思い切ったことはできなかった。