Nicotto Town


シグキーリア


アラキの大冒険part3序章 その②


   アラキの大冒険part3序章 その②

  一方の僕達が目を開けるとそこは、見覚えのある
 部屋に立っていた。
 「ここは・・・・・・私の部屋ね!
 ちゃんと帰ってこれたのよ!」
 とアノートが、自分の部屋を見回してそう叫んだ。
 「・・・何かほっとしたら疲れちゃったね・・・。」
 無事、自分の家に帰れてほっとしたフュールが、
 そう言いながらその場にへたり込む。
 「・・・そうね。もう今日は寝ましょう・・・。」
 フュールの様子を見てアノートが、そう言った。
 その次の朝・・・。
 「さて、まずは今回の調査結果をスプリネに
 報告に行きましょう。彼女はいつも通り高校の
 図書室に居るはずよ。」
 そう言ってアノートが僕に次は、
 アノートがいつも通っている高校の図書室に居るスプリネに
 今回の調査結果を報告しようと持ち出した。
 僕は、それに賛同する。
 「そういえば、アラキもだいぶレベルが
 上がったんじゃない?」
 そう言ってアノートが、階段を降りながら
 僕に聞いてきた。
 「そういえば・・・。」
 と僕が呟くとアノートが、
 「なら、この辺りの野生位ならもう簡単に
 倒せるかもね。」
 とアノートが僕にウィンクした。
 「・・・あれ?」
 アノートが通っている高校の図書室に
 入るとそこにスプリネは、
 来ていなかった。
 「スプリネがいないわね・・・。
 いつもならここに居るはずなのに。」
 そう呟いたアノートにフュールが、
 「電話してみたら?」
 と提案する。
 「そうね。」
 そう言うとアノートは自分の携帯電話を
 しょっていたティーバックから取り出し、
 スプリネの携帯に電話を掛ける。
 「そもそも校舎内って携帯って使っていいの?」
 僕は、思わずそうつっこむとフュールが、
 「今は誰もいないみたいですし
 いいんじゃないですか?」
 そう言いながら周りを見回す。
 「・・・・・・でなかったわ。」
 そう言うとアノートは自分の携帯電話を
 またバックにしまった・・・。

                その③に続く




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