親不孝
- カテゴリ:人生
- 2017/05/07 22:02:59
もう、寝ようと思ったんですが、
ブロ友さんの「親不孝」についてのお話を読んで、
親孝行していない、
わたしのほんとのことを書いておくべきだと思いました。
わたしほど「親不孝」者はおりません。
それは確かです。
わたしが生まれてきたばっかりに、
父は、江戸時代から続く本家を、裸同然で追い出され、
妻、子供たちからも見放されました。
母は、わたしを身ごもったことを知ると、
当てつけ自殺を図って、父の製材所の材木断裁機に飛び込みました。
腕1本を、ふっ飛ばして、
血まみれで我に返り、大慌てで病院に行きましたが、
片腕は、戻りませんでした。
わたしは、何も知らないで生まれてきたものの、
「お前さえ、生まれなかったら…」という言葉を、
呪文のように聞かされて育ったのです。
母の右腕を引きむしり、
父が財産をすべて失くしたのは、
おまえが、生まれてきたからだ・・・
ずっと、そう言われてきました。
中学3年まで、出生の秘密を知りませんでしたが、
あまりに両親から、愛を受けられなかったので、
夏休みに家出をし、祖母の家まで一晩中歩いていきました。
その時、祖母にその事実を聴きました。
わたしが非行に走らなかったのは、
父がなくした財産を、夏休みの間に調べたからです。
大阪の北区の一等地から、
かなり大きな土地が中津にまである材木問屋でした。
そんなところの若旦那で育ってきた父が、
いきなり本家を勘当されたら、
いったい何ができるでしょう。
良家のお嬢と言われた母が、突然の妊娠で恐怖におののき、
世をはかなんで自殺したものの死にきれず、
片腕を失って、生きなければならない辛さはどれほどでしょう。
「お前さえ、生まれてこなければ…」という両親のうめきは、
ほんの火遊びのつもりの疑似恋愛に、
支払わなければならなかった代償の大きさを、物語っていたのです。
「生まれてきたことが、親不孝」
こんな子供もいるのです。
わたしは、親の愛情を求めて、
成績優秀であること、
不動産業で、成功を収めること、
買いあさった土地で、父親に弁済してあげたかったこと。
(ですが、梅田の土地なんてとても買えない)
いくらお金を積んでも、
切断された母親の腕は、戻らないこと。
今となっては、
父も母も死んでしまいましたが、
とうとう何一つ、親に弁済することはできませんでした。
「生まれてきたこと、ごめんなさい」としか、
言えないんです。
だけど、非行に走らず、
世間を恨まず、犯罪に逃げず、
一生懸命、自分の口を糊することだけはしてきました。
それは人間として当たり前のことで、
別段、見上げたことではないのです。
だから、親孝行は何一つしていないと申し上げました。
精一杯、生きていきます。
それしかできないので、
そうしていこうと思っています。
生まれてきて、ごめんなさい。
こういうお話をしっかりとした文面をもって伝えているところに
感動を覚えました。
書かれておられるように精一杯、ご自身の人生を全うしてく下さい。
あなたのレールはあなたのレールです。
よくもグレずにこんな優しい大人になれましたよね。
人間として当たり前のことだなんて、なかなか出来ないものです…
はなちゃんに出会えて、はなちゃんからいろんなことを教わって、私は幸せ者です^^
はなちゃん、生まれてきてくれて、ありがとう^^
ありがとう!
あれこれ想像を巡らせると、胸が締め付けられる事ばかり浮かんできますから…
親御さんも、はなこさんにもっと愛情を注ぎたかったと(今は)後悔されているでしょう。
だからこそ、はなこさんは幸せに生きていく必要があるし、それが親孝行になると思うのです。
生前に!具体的に叶えたかった!という意味の親孝行ができなかったというだけ。
でも、そんな親孝行って、本当に親が望んでいるものなのか?と考えてみたら、
それは違うでしょ?と感じたりするのです…
もうその呪縛から解放されてもいいと思います。
はなこさんは何も悪くないし、今ここに存在しているのは必然です。
ご主人や仲間たちとめぐり合い、ともに幸せになるために生まれてきたんですよ、きっとね^^
キッカケになるとは思っても見ませんでしたが、
ある意味、やつがれのような多数の親不孝に向けてのメッセージと感じました
人は生まれてくる前に生まれてくるご両親と環境、そして生まれた場所
自分の一生を死に方まで選んで生まれてくるというが
生まれたとたんにそれを忘れてしまうという説を聞いたことがあります
私は、はなこさんが親不孝だとは微塵も思えません
ご両親にはご両親の事情もあったのでしょう
善哉、善哉、それだけで人間は割り切れるものではない
私はこのブログを読んで、火遊びや欲望での結果ではなく
はなこさんは間違いなくご両親の愛の結晶であったと確信します
たとえ妊娠におののいたとしてもです!
それは生活基盤が失われることへのおののきであり
はなこさんが生まれることとは別だと思うのです
その後、父上が追い出されたことも、一夫一妻の世での理にしか過ぎず、
私も時々、魔が耳元でささやくことがありますが、
母上が片腕を失ったことは魔がさしたとしか思えません
はなこさんが生まれたことと、それらとは何の関係もない 別物と思います
私は弱者なので気持ちがわかるのですが、ご両親も己のふがいなさを恥じて
責任転嫁に、はなこさんに感情を向けることで狂わずに済んだのだと思います
深層心理でははなこさんにすまないと懺悔していたのではないか?と思えます
はなこさんは心ある周りの人々を勇気付ける人だと思います
こういう辛い体験も、はなこさんのやさしさにつながっているのだと思います
私は、はなこさん生まれてきてくれて有難う
ご両親にもはなこさんを生んでくれて有難うと言いたいです
深々と頭を垂れて、あなたの誕生を寿ぐ私です。
子供は親のために生まれるのではありません。
はなこさんは世界に善をなしました。
「親不孝」とは親を不幸にすることではありません。
自分を不幸にすることです。
親はすべからく子供を持った以上、その代償を支払わなくてはなりません。
それができずに親になった。それだけです。
与えられなかった子供はいないんじゃないかと思うのです。
そうでなければ、人は子を産みません。決して産みません。
それが、この世界で生命を持つモノの営みそのものだからです。
小さな主観に捕われることなく、命の根本と向き合ってみませんか?
こんなに寂しい気持ちを背負わせるなんて・・・
生まれてきた事を謝らないでください。はなこさんが謝る必要が、いったいどこにあるのですか?
そんな必要が無いと言う事は誰がみたってわかることです。
もう、決して謝らないでください。
あなたが、いてくれてよかった。生まれてくれてありがとう。
はなこさんのせいにしたご両親を許して差し上げてください。
弁済するなんて考えなくても良いことです。親の不始末で子どものあなたが
苦しむことはないと思います。とはいっても、なかなかそういう思いから逃れることは難しいでしょうけど。
ただ、ここに「はなこさんに会う」という奇跡を嬉しく思っている友達がいることは覚えていてね。
生まれてきてくれて、ありがとう。私に会ってくれてありがとう。
たくさんのありがとうを、はなこさんに伝えたいです。