旅行が好きだった。
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2017/05/01 15:55:07
本当に足が不自由になる前は旅行が好きだった。
特に何故か南紀と言うかあの正に志摩・伊勢・松坂あたりとか
正に戦国時代の色々な所に興味が在った。
意外な所に戦国時代の歴史の一端を感じさせる場所が在ったり
城跡が在ったり、
そして武家屋敷跡、商人屋敷跡、更に北海道にゆかりのある人の家が在ったりと
先人の歴史が其処に詰まっていた。
奥の細道ではないが「兵どもの夢のあと」があちこちに会って
更に平安時代を思わせる「源氏物語」に出てくる名前の場所が
在ると其処を徒歩で超えたと言う彼らの思いに都から流される
其の辛さを感じたりした。
貴方はどんな思いで北海道に来たのかと思うと
此の極寒の地で何を誇りに生き抜いたのかと
崩れ落ちそうになる膝を感じた。
其れでも日本の為に零戦に乗った思いは何だったのでしょう。
ほんの幾人かの判断で「賊軍」となった。
「長州征伐の勅」、「倒幕の勅」が僅かな間で出されている。
どっちが勝っても勝てば「官軍」なのだろう。
だが北の大地で「北の零年」として「島流し」としては
余りに過酷な場所では無かったのか?
其れでも日本を守る為に重要な要の場所で在ったと思う。
其処を守る事の重要性は歴史が物語っている。
失わない誇りは多くの幕府方の元侍がこの地に住んでいたと言う事か。
其の思いは静かに誇りを胸に深く存在するのは血なのか。
中国製の服が届いた。
ジッパー(フアスナー)がスムーズに上がらない。
YKKのファスナーに慣れてしまった手に違和感を感じる。
総てが雑な作りで在った。
其れで完成品として出す人間性にふと力が抜けた。
其れだけの感性で人を簡単に殺せる短い思考。
「又吉」の純文学を読むと面白さとは別に短い思考とは
反対の物を読まされる。
TBSの次から次と場面が飛ぶたたみかける様なドラマが多くなった。
其れとNHKの「火花」との違いを感じる。
NHKの大河も長い年月のあらすじを見せられて居る様な気分になる。
「心の機微」とか「刹那」とか「やるせなさ」とかそう言った物が無縁の
ドラマが視聴率が取れると言うので其れを放映するのだろう。
見ていて疲れるが何も感じなくても早い展開だけで思考をしなくて
済むのが疲れなくて面白いだけで良いのだろう。
昔、映画で起承転結がはやくて最後は正義が勝つアメリカ映画と
社会派と呼ばれた欧州の映画の違いを学生時代に感想を
言い合った事が在った。
当時の欧州の映画を高く評価する事がインテリ風でも在った。
何をかっこつけて解った様なふりをしていたのかと思うが
其れでも今のドラマよりマシだろう。
其れでも反吐が出てしまう様な感情をあらわに出す人達で
怒鳴り合う人間が多数出て来て、
うんざりする人間の集まりが普通だと思って居る様な人間性の持ち主が
書いたような脚本でも見てしまうのは
疲れているのだろう。
そうだ短絡な思考の持ちぬしの工作員が作ったテレビの世界に
疲れて果てているのだろう。
忘れていた昔のドラマをたまに見る事が在る。
どうにもならない面はゆい思いを押し殺した主人公の哀れさが
丁寧に演じる俳優の演技力に今のテレビドラマの脚本の違いを感じる。
此処まで違ったのかと改めて思う。
犯人が捕まって行く其の後ろ姿に人生を感じさせる
昔の「64」を見た。
あの主人公の演技力が自然で内容にずうんーと重く引き込まれた。
其れはTBSの今の刑事ものと全く違った刑事たちが出てきた。
どっちが本当に面白いのかを見て見たら良いだろう。
脚本の違いを感じたら良いだろう。
ドラマはもとにもう戻らないのだろうか。
昔の名優が無くなって行った様に
日本人の脚本家もいなくなった様に思う。
あの金の延べ棒が大量に入ったアタッシュケースを片手で
持って階段を駆け上がってブチ投げた女刑事が出てきた辺りから
こんな雑な脚本と監督と俳優が作ったドラマがテレビで放映される
時代になっちまったと嘆いている内に
あっという間に殆どがそんな感じになってしまった。
所でそんなドラマを見ていて主人公より脇役の方が上手い時が多多ある。
以前NHKの鼠?何だかを見ていて主人公より脇役のえなりかずきの方が
上手くて面白いのに笑ってしまった。
要するに古い脚本家と監督と現場の先輩達に鍛え上げられた実力は
其れだけ違うのだろう。
其れ以外にも実力が在る人達が脇役で主人公が
高校生の演劇コンクールに出てくる学生の方がずっとマシと言うのがある。
寧ろ「ドリフのコント」の方がもっとマシな演技をしていたとさえ思う奴が
主人公をやっている。
何を基準にドラマの監督をやって演技をさせているのだろう?
アニメの質も二分化して居る様に思います。
実に雑な内容と一つ前の誰かの作品のへたくそなマネだろうとか。
題名をパクった様なのとかが乱立してがっかりします。
ドリフのコントも其の前のリハーサルが長時間だったとか、欣ちゃんの番組もリハーサルが大変だったとかを
読むと彼らのコントの方がずっと練り上げられて居る様に思います。
新しい「6・4」は見て無いのですが、古いNHKのドラマの「6・4」は主人公が自然な演技で
其の場に普通に幽霊になって見て居る様な気に成れました。
其れで昔のドラマはこんなのが多かった様にふと思いました。
今はドリフのコントより下手なコントを繋げているのを見て居る様な印象を持ちます。
たまにWOWOWでドラマを作るのですが、割と面白いです。
まあ、お金をかけてないで工夫をしているなとは感じる場面もあるのですが。
水曜どうでしょうのプロデュサーがドラマを作ったのですが、
コーラスの場面で女優さん達と周りの協力者の本当のママさんコーラスの人と
口の開け方が全然違った。
大女優さんに注意を出来なかったのでしょうが、
返って其の女優さんが見ていて気の毒でした。
女優さんは本当は長い事コーラスをやっていた演技の口が出来た実力が在ったと思います。
所が適当に口をパクパクして居れば良いと言うので其れをせざる得なかったのでしょう。
本当に歌えば確かにコーラスの邪魔になるでしょうが、それでも本当に歌っている演技は
出来るのに女優さんに遠慮して演技指導も出来ない様じゃ監督では無いとつくづく思いました。
今のドラマはアイドルやタレントに気を使いすぎて女優さんや男優さんが可哀そうに見えます。
まあ、アイドルでも蜷川氏に鍛えられて役者になった人も居るけど。
ほんとにウルトラマンなんてヒーローと怪獣はCGなんてのも
簡単に作れそうなご時世ですが
でもほんと、漫画もふくめ「これ、あらすじ?」て
尋ねたくなるような物語は増えてますよねぇ^^
もう映画で感動とか、できないかもしれませぬw
私は学校の現国授業で宣言するほどの「直木賞派」だったのに
話題になっているからと「又吉」の小説は「劇場」も読みました。
知人に文庫本になって字が大きくなってからでも良いのではと思ったのですが。
あの雑誌の小さな字を一気に読んでしまいました。
あらすじにしてしまえば短いのに周りに翻弄されて精神が疲れて行く二人を身近に感じたのは
日本の女性が其の時の状況で選んだ生き方も「女性の地位向上」とかで国際基準を押し付けられて
強引に女性を入閣させられてよってたかって野党に足を引っ張られる日本でもあるかのようでした。
確かに太宰治の「ブィヨンの妻」を読んだ時に何で此の生き方を肯定出来ようかと腹が立ちました。
だが戦後で日本が負けて自信を失った男と生き抜くための知恵を絞りだす女達と周りの人間が
どうしょうも無い現実の中で負けてしまって居直っている男も受け入れる姿は
バブルがはじけて更にリーマンショックが追い打ちをかけた中で就職氷河期で酷い挫折を味わった
男達がそれでもプライドの様な物が捨てきれないのを理解しようとする姿と
時代が違ったらと頭は理解する知性と「理想の男女平等社会」の中で追い詰められていく女性が
男への気持ちとのはざまで疲れて行く女性がどこか身近に良そうな気がします。
こう言う「やるせなさ」「空しさ」「切なさ」と「目くるめく愛」の時があるから「哀しい愛」に見えても
其処にすがりつこうとする感情も女に在るのではと思ったりもします。
万葉の昔から短歌に思いを書き連ねた男女の愛の言葉の歴史は他国の人に理解できないのではと
思ったりもします。
そんな長い歴史の日本の中をさまよう様な旅が好きでした。
私は日本人にこそ日本を旅して欲しいと思う時が在ります。
其の歴史を紐解いて「歴女、歴男」や「歴家族」や「歴仲間」が
日本のどこを歩いても其処かしこに「貴方はこの地で其の時何を思って此の景色を見たの?」と
思う場所が在って、日本人の其の思いを無くして欲しくないと思ったりもした物でした。
旅をするなら海外も良いけど、まず歴史を沢山知って日本でしょうと思ったりもします。
私も旅行が好きでした。(過去形)
行きたい気持ちは今もあるけど、気力とお金がついてきません。
最近のテレビドラマはほとんど見てないです。
原作が湊かなえということで「リバース」を見てますが、せっかちなので本を買って読んでます。