Nicotto Town


シグキーリア


friend-名も無き物語- 第1章 その①


   friend-名も無き物語- 第1章 その① 異世界へ

  ビリジアン ビュー ???にて
 カゲロウ「(ここは・・・・・・別の世界なのか・・・?)」
 気がつくと俺は、森の中に建っている倉庫のような
 小屋の前に立っていた。
 「(しかし・・・・・・気がついたら俺の姿が
 ブラッキーになってやがる・・・・・・。)」
 俺は近くの水たまりに自分の姿を映してみて
 驚いた。何故なら自分の姿が人間から
 げっこうポケモンのブラッキーに変わってしまっていた。
 「(さっきのポケモンの仕業かな。見たこと
 のないポケモンだったが・・・・・・いたずら好き
 そうなポケモンだったなぁ。)」
 そう思い返しながら、俺は辺りを見回してみる。
 辺りには、鬱蒼とした木々が生える森と
 自分の後ろに建っている倉庫のような
 小屋しかなくそのほかには何も無いようだ。
 「(けど、あいつの話からすると、ここに俺の
 親友もいるってことだよな・・・。)」
 辺り一帯には、自分以外のポケモンは、
 一匹もいないようだった。
 「(・・・まあそれを確かめるためにもとりあえずは
 ここを離れるか・・・・・・。)」
 俺は辺りを一通り見回してそう思い先に進む事にした。
 かなり前に建てられて、その後誰も手入れをしなかった
 のか左に傾いた鳥居の下をくぐり(どうやら俺が
 さっきいた場所は寂れた神社だったらしい)
 山道を下りると自分の知らない場所に着いた。
 「(おぉ・・・境内の外は全然違う景色だ・・・・・・
 やはりここは俺のいた世界とは別の世界
 なんだな・・・・・・。)」
 と俺が感慨に浸っていると
 ???「勝負だー!」
 と言う声と共に何かが草むらから飛び出してきた!
 「!?」
 俺が声と共に飛び出してきたヤツをみた。
 それは、一匹のチラーミィだった。
 チラーミィ「そこのニャビーさん!ボクと勝負だよ!」
 俺の前に飛び出してきたチラーミィは
 いきなり俺に勝負を挑んで来た!
 「(そうか・・・今の俺はポケモン・・・ポケモンは
 ポケモン同士戦う・・・・・・自分の身は自分で守れって
 ことだな・・・!)」
 俺は心の中でそう考えると俺の前に飛び出してきて
 俺に勝負を挑んで来たチラーミィと勝負することにした。
 「(といっても今の俺は何も技が使えない・・・・・・
 とりあえずこの体に慣れて技を覚えるまでは
 とにかく殴りかかるしかないか・・・!)」
 俺は心の中でそう考えると俺の前に飛び出してきて
 俺に勝負を挑んで来たチラーミィに突っ込んでいった・・・。



                    その②に続く




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