あま~い砂糖のちょっとした歴史
- カテゴリ:コーデ広場
- 2017/04/17 13:43:52
Where is my canary コーデ
昨年だったか、ナショナルジオグラフィック誌で面白い記事を読みました。
砂糖が歴史に与えた影響に関する記事です。
大変面白かったので、抜粋して紹介したいと思います。
砂糖を大量にお菓子に用いる事を始めたのは、アラブ人なのだそうです。
確かに、アラブ圏のお菓子は凄く甘い。
一度エジプト人の方にホームメイドのお菓子をいただきましたが(エジプトはお菓子で有名らしいです)、
美味しいんだけどすごーくリッチで甘かったのを憶えています。
なんと、このお菓子をたくさんご馳走する事で、戦争するかわりに相手を懐柔し、影響下に置く事をしたというんです。
それというのも、砂糖の甘さには依存性があるからなのですって。
もっと砂糖(お菓子)がほしければ、相手の下につくしかない。
相手にそう思わせる目的でお菓子を使ったのでした。
そして、砂糖をたくさん作るため、島を占領して大規模なサトウキビ畑を作るプランテーションを始めたのもアラブ人だったのだとか。
砂糖は十字軍を通じてヨーロッパ二も広まりましたが、
ヨーロッパ人も砂糖に魅了されて、よりたくさんの砂糖を欲しがるようになり、
初期の大航海時代で行われたプランテーションの作物は、やはりサトウキビだったのだそうです。
これらのプランテーションはちょっと問題でした。
島で作れるだけ作って、畑が疲弊し、サトウキビが作れなくなると放棄。
要するに、土地の使い捨てです。
次々、新天地(俺たちはもっとサトウキビがほしい!)を求めて、
航路を開拓していったというんです。
凄いですねー。
まあ、甘いという言葉は「うまい」から出たといいます。
日本には、砂糖は薬の一種として入ってきましたが、
流入する砂糖の量もだんだん増えていって、
江戸時代には庶民がお菓子に使えるほどになりました。
日本のお菓子は大雑把に、上菓子と駄菓子に分かれるわけですが、
白砂糖を使ったお菓子が上菓子。
黒砂糖を使ったお菓子が駄菓子だったらしいです。
江戸時代を通じて、砂糖はやっぱり薬種問屋で扱っていたそうですが、
砂糖の薬効ってどういうものとされてたんでしょうね。
甘いものを使って相手を懐柔していたって面白いですよね。
コーランか剣かっ ではなく、甘いお菓子だったわけですw
確かに、甘いものを食べると、なんとなく幸せになりますし、
やみつきにさえならなければ、とてもいい事なのですが~。
でも依存性があるとは知りませんでした。
だから、甘い物が止められないのでしょうか^^;
戦争ではなく、甘~いお菓子を使って敵を懐柔する…なんと?!
命のやりとりをする戦争よりは良い方法なのかもしれませんが。
使い捨てられる土地は、たまったものではありませんよね><;
そうですねー。
砂糖が何か薬効のようなものがあるとしたら、そのあたりかもしれません。
羊羹は昔は塩で作ってたのかー。
どんな味だったのか想像できないですね!
和菓子のほとんどは、とらやが出している和菓子の本によりますと、
だいたい室町時代あたりから発展してきたみたいですね。
やはり、砂糖がたくさん入ってくるようになった頃から発展したんじゃないでしょうか。
翔さんもらったことあるのね。良いなぁ~(^_^)
土地の使い捨ては良くないけど、そうやって広がっていったのね。
日本のお菓子の話で私知ってるのあるよ(^_^)
室町時代くらいか、時代はっきり覚えてないけど、それくらいの時のようかんはお砂糖じゃなくて塩を使ってたから甘くなかったんだぁって聞いたよ。
その頃は貴重品でお菓子には使えなかったのかもね~(+_+)
薬だったのね。今は薬って言うより良くないって言われてるけどねぇ(^_^;)
何かに効くとしたら栄養補給かなぁ?
甘い物滅多にない時代なら病気でもお砂糖なら食べたい!って思ったのかも?
それでお砂糖は糖だからすぐに吸収されてエネルギーになって体力がでて病気が治りやすくなったとか?
自然治癒を助けるものだったんだわ(^_^)!
・・間違ってたらごめんね(^o^;)
そうかもしれません。
古来、蜂蜜も薬用に用いられていて(今でも薬局で扱ってたりしますけど)、
たしか蜂蜜も、衰弱した体に滋養を与える目的で、わりと万能薬的に用いられていたみたいです。
栄養が摂取しにくい時代、栄養失調を防ぐ目的で、利用できそうですね(^^)