むやみな護岸はいかがなものか?
- カテゴリ:コーデ広場
- 2017/04/16 17:24:51
お茶の国のアリスコーデ
もらったステキコーデ♪:80
河川の護岸工事は、当然ながら、まず氾濫を防ぐ目的で行われるのだと思います。
けれど、うちの市の護岸工事を見ていると、
ともかくもコンクリで固めちゃおうという工事に見えます。
最寄り駅へ行く道筋に橋があります。
これは多摩川の支流にかかる橋です。
以前はこの橋から見下ろすと、上流の養魚場から漏れてきた鯉が群を作って泳いでいて、
白鷺が何羽もいたのです。
でも、今はいない。
コンクリで固められたせいで、鯉の餌がなくなり、
白鷺の餌もなくなったからです。
河の水がきれいなだけでは生物はよりつかない。
たとえば、螢は、草の葉が水面に垂れているような環境が必要なのだそうです。
水中にいた幼虫が成虫になる過程で、この葉を伝って水から出るためです。
また、近年ヨーロッパでの研究によれば、
芦(アシ)や葦(ヨシ)は、川を浄化する役割があるのだそうです。
水質汚染や土壌汚染が緩和されるんですね。
実際、川底までコンクリで固められた川の水は、ちょっと厭な臭いがします。
コンクリで固める以外の護岸ができたらいいですね。
そういう研究をしているところはないのかなあ。
きっと、アシやヨシの河原は、里山などと同じく、手入れが大変なのでしょうね。
コンクリで固めてしまえば、手間はあんまりなさそうです。
それでも、年に一度くらい、ブルが入って浚渫しているみたいですが。
(きっと、これでますます、小魚の餌になる藻がなくなるんですw)
コンクリートで固める方法の方が手っ取り早くて、予算がかからないとか、そういう理由でもあるのでしょうか?
美しい自然を、そのままに残しながら安全を保つ方法があると良いですけれども…。
葦や芦を使うのは面倒なのでしょうか?
時間のかかることなのでしょうか?
そうですねー、うちの近くの川は多摩川の支流ですが、多摩川そのものにも鷺の群はいます。実はうちの近くの川も、場所をかえれば鷺も鯉もちゃんといます。
コンクリでかちかちにしちゃったあたりからいなくなっただけなんです。
ちなみに、多摩川は支流の方まで、カモメがのぼってくるんですよ。
だいぶ内陸なのにね。
SAKIさんはあまり旅行はした事がないのですね?
喘息のためなのかな。
首都圏でもこんな感じで、生き物がたくさんいる川は結構あるんです。
そのうちに、目の当たりにできたらいいですね。
安全にするためでも見て育った自然の風景が無くなるの寂しいわよね(;_;)
私コンクリートの中を川が流れてるのしか本物見たことないの。
生き物は何か居るかもしれないけど、普通のお魚を入れたら死んじゃいそうな川なんだぁ。
小学校のときは、テレビで見るきれいな川は観光のために作ってるんだと思ってて、そうじゃないって知ったのは最近なのよ(^_^;)
勉強になりますねー。
たとえ2級だって、持っているのは凄いです。
山は自然にかえるのが早そうな気がしてました!
竹林を山に持っている人がいて、
そこに住んでいるわけではないので、年に一、二度
手入れに行くのが大変だーという話を聞いた事があります。
なんというか
ほんとに本物の天然の自然も凄いですが
人の手が入っていて、その状態を維持しているタイプの自然って
やはり人間が利用しやすいわけですから
親しみやすくていいなーとも思います。
1級、2級とありました
2級は筆記テストだけなので、参考書を読んで勉強すれば、取得可能でした
(自分が持っているのは、こっち)
1級は、3~5年の実務経験(造園関係、土木関係など)がある事が求められます
山林は放置していると、遷移が進んで、最終的には原生林になります
林業は、木を切りだすだけではなく、下草を刈って、幼木を育ちやすくしたり、
枝打ちをして、光がまんべんなく当たるようにしたりと、
何らかの形で、人の手が入る事で、成り立ってました
戦後、自然林を切り、杉を植林したけど、外国産の木材の方が安いという事で、
国内の林業は衰退し、切られずに放置された杉林が多くなりました
杉林も、いずれは、原生林に戻ると思うけど、2~300年後になるかな・・・
なるほど!
ロッくんさんは、そちらが専門だったのですね~。
今の仕事似つながっていないとしても、素晴らしいと思います。
田んぼと用水がある風景は好きです。
うちのあたりではほとんど見られなくなってしまいましたが……。
そういえば、竹林とか里山の管理は、大変らしいですね~。
少しでも人の手が入った場合は、それを維持するためにずっと人手が必要になるのでしょうね。
でも、そういう事にマンパワーを使わなければならない時台になっているんだと感じます。
あの手の水辺の植物は、世界各地で昔から利用されていたわけですが、
今でも利用する動きというのは期待できますよね~。
竹もそうですが、刈り取っても毎年また生える。
一番リサイクル効率がいい、と聞きました。
私もいずれ琵琶湖の博物館、訪ねてみたいです。
あのあたりは鮎料理も美味しいですし……w
帰りに、アメリカザリガニや、カエル、ドジョウを捕まえたりしたんだけど・・・
三面コンクリートが見られるようになったのは、別して最近の事ではないのです
それゆえ、ビオトープという言葉が広まってきた訳です
ビオトープの資格(民間のだけどね)を取る為に、
生態系の事、動植物の事を勉強しました
(残念ながら、再就職には繋がらなかったけどね)
水田にしても、葦原にしても、人為的に手を入れる事によって、
環境が保たれ、生態系が維持されるのです
先日滋賀の旅行をしましたが、
琵琶湖の立派な博物館があり、葦の活用や共存も特集されていました。
毎年刈り入れがあり、工芸に使われているようです。
今も残る自然の活用を、楽しく見ることができました(*´▽`*)
蛇カゴ!
やはり別の手段がありましたかー。
やはりうちの市の川がやたらとコンクリで固められたのは、
前市長が土建屋さんだったからか><
そうそう、ビオトーブ。
私がこの記事を読んだのはだいぶ前のナショナルジオグラフィック誌でしたが、
もう号数とか忘れてしまって。
生態系を崩さないようにしようという考え方はだいぶ昔からあるのに、
なかなか浸透しないですねー。
(隙間が多く出来るので、魚の隠れ場所にもなります)
http://jakago.jp/index.html
アシ・ヨシに浄化作用がある事が知られるようになったのは、
ビオトープという言葉が注目されるようになった頃になります(20年位前かな)
干潟の貝類が、水質浄化に貢献している事がわかって来たのも、丁度その頃になります
バランスが取れてた所に、人間が余計な手を加えたばかりに、結果的に、生態系を崩したという訳です