逆トランプ現象
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- 2017/04/03 10:31:16
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51361
オバマの医療保険制度改革(オバマケア)を否定するトランプ大統領の代替法案は採決に至らなかった。
トランプ大統領は共和党出身だから共和党が賛成してくれると期待したが
共和党はオバマケアを潰すことにより、多くの貧しい国民が混乱する事への懸念から、トランプ大統領の政策に賛成しなかった。
大統領になれば何でも好きにできるのだと思いこんでいたトランプ大統領は、共和党を説得できなかったのだろう。
だとすればトランプ大統領が掲げる政策の多くは、共和党自身により反対される可能性は高い。
つまりは公共投資を増やすことで景気回復を計るという大雑把な景気刺激策は実現しない可能性が高まった。
アメリカへの輸入に関税をかけ、他国への輸出を拡大するために
日本などに圧力をかけるというトランプの勝手な思惑が実現する可能性も怪しくなってきた。
そもそもトランプの経済政策は実現性が乏しい。
税制改革でも減税を公約した関係で、増税できない状況に置かれ、国防費だけは増やすというのだから整合性が取れないだろう。
多くの投資家が「トランプ大統領って口だけじゃないか」と疑いだしたのか、円安機運も今年になってから削がれてきた。
今や1ドル111円である。
トランプ大統領の登場で始まった円安機運は去年の12月に最高潮に達したが、今年になってから円高に転じ
トランプの政策が頓挫する度に円高へと傾いていった。
もしトランプの経済政策が全て頓挫するとすれば、アメリカの景気が上向くという補償が吹き飛び一気に円高へと移行するだろう。
具体的には1ドル100円に逆戻りである。
そして日本の輸出にも円高は打撃となり、工場の海外移転が促進される。
これによりミャンマー、インドネシア、ベトナム、フィリピンなどは雇用問題が改善されるだろう。
そして日本は派遣などの不安定な雇用が蔓延し「アベ政治を許さない」などと左翼が叫び出すのだ。
鳩山や菅直人だって当初は期待されていた。
退任後もトランプ氏は、名君か暗君か評価が非常に割れる大統領になりそうです。
これに北朝鮮は激怒。
こうして北のミサイル発射案件は激増した。