魔界スピンオフ 第一話
- カテゴリ:自作小説
- 2017/04/01 00:34:49
基本情報 ↑ 名前ラズィーズ 魔力・幻惑 専攻・薬学 得意武器・弓 女性型のくせに女性型悪魔にモテるらしい ( ̄~ ̄lll)
後輩から買い物に付き合って欲しいと頼まれた。とある休日そのコの誕生日らしい。
別に用事もなかったので、なんとなく付き合うことにした。
誕生日だから、自分のために好きなモノを買うのだと、
私の身近にいるヤツらはゼッタイ行かないであろう、可愛い服・小物などを売る店を数軒。
それらの店では、私という存在はタイヘン異質であったのだろう。
かなり不躾な視線も浴びたが、そんなことを気にする以上に、まったくもって異世界のような
普段は立ち入ることのない空間に、もの珍しい気持ちが勝り、
似合うかと聞いてくる後輩に、似合う似合う、すごく可愛い、と安請け合いをしつつ、
それなりに見識を広げ、それなりに楽しんで。
その後、付き合ってくれたお礼をしたいと言われたのでパフェをごちそうになり
私は花束を買ってプレゼントし、途中で別れた。
ただそれだけのことだった。
その夜、士官学校の寮の自室で秘蔵の苺アイスのフタを開けようとしていたら、
悪友・ワルドがノックもせずに入ってきた。苺アイス食べるか !? と聞くと、いらないというので、
一人でスプーンを口に入れたようとした瞬間。それを狙ったかのようにワルドが口を開く。
「ラズ、あんた後輩をデートに誘ったんだって~?」
予想外の問いに あ゛!? と聞き返し… 口から苺アイスをこぼしてしまった。あ~モッタイナイ~~~。
すさまじい、と形容するにふさわしいほどの美貌の持ち主・ワルドは、
こういう (絶妙の) タイミングを図るのも天才的だ。
いろいろ恵まれているヤツだ… と思いつつ、睨む私をスルーして、デートデートを繰り返す。
「デート。そんな美しい響きを持つ行為に出会った覚えはないけど」
そもそもデートに誘うような後輩が思いつかない。っていうか、年下の男には興味がない。
私がいったい誰を誘ったというのだ !? と聞くと、ワルドは、私が買い物に付き合った後輩をあげる。
寮の談話室では、その話題で大盛り上がりだと、余計なことまで付け加えた。
思わずため息が出る。ワルドと違い、男性型悪魔のウケは悪いが、私は間違いなく女性型悪魔だ。
その私が女性型悪魔と デート って何 !? 女性型同士でデートは成立するのか !?
今度ナーシャ様に聞いてみようと考えていると、今度はロワゾーがニヤニヤしながら入ってきて開口一番。
「モテるね~www」
あんたに言われたかないぞ。と、これまた美しくも凛々しい容貌を持つ悪友に、目で返事をする。
結局、悪友たちはそのまま居座りつつ、控えめなサイズのワインを開け、
人を肴に笑い話仕立てで盛り上がり…。
いろいろと思うことはあったものの、一日を通して、かなり楽しく充実した休みであった。
そして、その翌日、私は、教授室へ来いと呼び出しを受けた。
◆ 第一話、終了 ◆◆◆
注:花蝕をはじめとする悪魔シリーズの著作者は ゆうな 様です。これは二次創作のようなお遊びとご理解ください。
ラズィーズ、悪魔シリーズで、文化局長官・ナスターシャ様の助手で実験台として出させて頂いてます…。
これはその学生時代編ですw
.
ラズちゃんのキャラがばっちり頭に入りました。
後数人うろ覚えの人が…
ARCHMASTERから参りました煌翡芽(あきひめ)といいます。
お話、遅ればせながら拝読させてくださいませね(◡‿◡*)
ラズィーズ様、イケメンですねぇ(//∇//)
ん?女性型悪魔ですと( ゚д゚)!
女性型同士でデートとわ~~(/▽\*)キャ❤
一日一回更新… とかも考えたんですが途中でメンドーになって…
結局 4/1 のうちに全公開してましたw
それにしても一挙に5話完結とは早いね!!
お読み頂き、ありがとうございます (〃▽〃)
シュラもデートに誘ってーヾ(o´ω`o)ノ❤
わーい( ´w`)❤