Nicotto Town



フェアポート・コンベンションについて


CDが室内散乱中。GAROからブリティッシュトラッドにスライド。
ペンタングルと並ぶ名門バンド、フェアポート・コンベンションを聴く。
フェアーグラウンドアトラクションでもフェアウォーニングでもありませぬ。

60年代末からブリティッシュトラッドの電化を果たしたバンドでして、
同時期にはコーマス、ヘンリーカウ、スラップハッピー等の前衛もいますね。
フェアポートの絶頂期はサンディ・デニー在籍期でしょう。

ブリティッシュの3大歌姫といえば、ルネッサンスのアニー・ハズラム、
マギー・ベル、そしてサンディです。あとは前任のジュディ・ダイブル。
ジュディはクリムゾンの『風に語りて』別バージョンで有名です。

このバンドの素晴らしさを端的に伝えるのはセカンドアルバムでしょう。
『ミート・オン・ザ・リッジ』という一曲を聴けばはっきり伝わるはず。
イギリスという仮想の国があるとしたら、こんな音の国だと思われます。

サンディ脱退後はお勧めしません。最高傑作『リッジ・アンド・リーフ』まで。
名手リチャード・トンプソン以下、演奏もさりげない神業のオンパレード。
1枚しか買いたくない? そんな場合はアイランドのベスト盤を。

『ザ・ヒストリー・オブ・フェアポート・コンヴェンション』というヤツ。
時代順に18曲入り、ファミリーツリーと各時期の写真も見られる。
癒しとかヒーリングとかいった言葉とは無縁の強靭な美しさをご堪能あれ。

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