アルコール中毒の話
- カテゴリ:美容/健康
- 2017/03/16 16:29:09
自分もビールが好きなので毎日飲みますが、量としては1日 大瓶(633ml)なら1本くらい。純アルコール量としては、633ml×4.5% = 28.5g
日本酒もたまに飲みます。 こちらは、だいたい720ml 封を開けた時は4~5日なので、720ml÷4=180ml 純アルコールとしては、180ml×12%=21.6g
まあ、こんなもんです。 年に数回は忘年会などでもっと飲みますが、あまり飲むとゲロはきますので・・・(笑)
我が国の成人の飲酒行動に関する全国調査2013年(厚生労働省調査)
によると、アルコール依存症の割合は、調整率で 男性: 1.0% 女性: 0.2% (ICD10)
依存症の定義とその分類により どこまでの人をそれに含めるかはありますが、とりあえずAUDITやICD-10などの指標が一般的でありWHOも採用しています。
ちなみに、AUDITで20点以上は要治療領域と言われていますが、こちらの指標ではこの数字になります。
男性: 2.1% 女性: 0.2% (調整率)
近年若年女性の間でアルコール依存症が急激に増えつつあるとの文章もよく目にしますが、実際の所はどうなのでしょう?
そして飲み会など暴露する機会が今後さらに増え続けるとどうなるのかの予想を踏まえて、各種データを調べてみました。
その前に、アジアではアルコールを分解する能力が低くゲコ(全く飲めない人)も多いと言われています。その酵素にはアルコールを分解するADH(アルコール脱水素酵素)、その分解産物アセトアルデヒド(気持ち悪くなったり赤くなったりのフラッシング反応の原因物質)を分解する酵素ALDH2やALDH1(アルデヒド脱水素酵素)があるのですが、その酵素の働きは人によりまちまちとの事です。(ウィキ他より)
なので、アルコールを全く受け付けつけない人は中毒にはならないので問題ないのですが、ではその酵素が強いもしくは中程度で飲めちゃう人が頻回な暴露により中毒者となるのか?
自分の知り合いや友人知人らを見てみるかぎり、そうなりやすい人となりにくい人がいるように見え、実際脳の刺激伝達系の差異によりそれは起こるとの説が実験結果などから導き出されているようです。 その詳細な機序の解明はまだ完全にはなされていないようですがかなり有力と。
本題、ではアジア以外の調査におけるアルコール依存症の率はどうなのでしょう?
2010年のWHO発表の統計をもとにしたデータにて、主要先進国のアルコール依存者数とその男女比を見てみましょう。(ちなみに経済的、宗教的にアルコール消費量の少ない国は除外)
全依存者数 男性 女性 (女性比) 単位%
ロシア 9.3 16.5 3.2 (0.20)
イギリス 5.9 8.7 3.2 (0.37)
アメリカ 4.7 6.9 2.6 (0.26)
フランス 2.9 4.7 1.3 (0.28)
ドイツ 2.9 4.7 1.3 (0.23)
スペイン 0.7 1.2 0.2 (0.17)
イタリア 0.5 0.7 0.4 (0.57)
韓国 4.7 7.8 1.7 (0.22)
中国 2.4 4.5 0.1 (0.02)
日本 1.1 2.1 0.2 (0.10)
このデータによると、アルコール依存症の割合は分解酵素にあまり左右されず、それより依存症になりやすい遺伝子を持つ人の頻回の暴露による習慣が大きいと考えられます。
また、世界共通に言えることは男性に比し女性の依存症率は低く、イタリアの約0.6倍を最高にほぼ平均的には、男性:女性=3:1~4:1 なので、今後日本での女性の割合も全成人女性の0.3~0.4%程度までは増加する可能性は有り得ると思いますし、2017年現在 比較的若い年齢の層での割合はこの数字に近いとの文章も目にします。
ただ、それ以上になる事は生活習慣の大きな変化が無いかぎりは無いようですが、20歳以上の女性全体約5300万人のうち0.2%は、約10万人なのでその数字が多いか少ないか、入院治療が必要になるならベッドは増えてしまiいます。
しかしながら、依存症になりにくい人が毎日少量飲んだとしてもそうなる確率は低いように感じます。
では、なぜ女性は男性に比しアルコール依存症になる人が少ないのかは、これから調べたいと思います。
つづく
まあ、酒類の味が好きでなく飲まなくても良いならお金の無駄ですので、必要ないですよね。
d(^。^)
実際、少量の定期的な飲酒で罹患確率が減る病気もあるようですので。
しかも、古代の粘土板にも神おっしゃるには少量の飲酒は問題ないと書かれているそうです。(旧約聖書・サヒーム=ムスリム他より) (^^)b
酔わないので 気づかない内に分解能力あがったようです
ひところはキッチンドランカーが問題になってましたが、
最近はどうなんでしょう? (^^ゞ