Nicotto Town


まいご活動中!


挑戦してみたい仕事


今更挑戦してみたい、というわけでもないんだけど
やっぱり、お花の仕事が続けたかったな…。

みんながみんな、じぶんがやりたい仕事ができるわけではないよね。

小さいころ、なりたかった仕事にはつけなかった。

子育てをしながら、私も一緒にいろんなことを学んだ。

子供たちが幼稚園に入って少し自分の時間ができるようになり
自分探しのようなものも必要だった。

誰かの娘
誰かの妻
誰かの母

というおまけみたいな存在じゃなくて
「まいごちゃん」である自分を見つけたかった。

子供たちが幼稚園から高校まで私は毎年役員活動をずっとやってた。
その中で、「園芸」というものが私にとっては一番のものだった。

庭のある家で育ったし、母や乳母が花を育てていたので
何となく園芸は身近なものだったように思う。

子供の幼稚園関係や自治会の花壇づくりから市の主催する
園芸講座に一年かよい、そのあともOBとして月に一回の活動を
続けていた。

幼稚園児だった息子を連れて通い始めて小学校卒業あたりまで
通ったかなぁ。
そのあとは仕事の関係で活動日と休みが合わずに行けなくなった。
そのころには、ホームセンターの植物売り場で働き始めていたので
「好き」が「仕事」になっていた。
もちろん、色んなことはあるんだけども、好きな仕事を
色々考えながらやるのは楽しかった。
それが認められて、売り場を任されていたこともある。
頑張りすぎて、体壊して辞める羽目になったけど、
今でも、やりたい…。
嫌でやめたわけじゃない、もう、日常生活がまともにできない
病院代が私一人で年に7万円。
働いてる意味はない。
家族に迷惑かけて、体に負担かけてこれ以上無理、
ってところまで頑張ったが、限界だった。

たかが、パートなんだけど、植物の売り場はすごく遣り甲斐が
あったのです。
何しろ、ほとんど任されるので、仕入れから値下げ、処分まで
自分の才覚で売り場を切り回せるんです。
他の売り場では、基本的に本部から売りなさい、と言われたものを売るだけです。
でも、植物売り場だけは、ちょっとだけ違うんです。
その地域の売れ筋というものもあるし、そこの店の担当者の色が
一番出る売り場なのです。

私はまず「鮮度」にこだわりました。
管理を徹底し、鮮度の下がったものは値下げし、
お客様にお売りする品質でなくなったものは処分。

NHKの趣味の園芸と野菜の時間は欠かさずチェックし、
仕入れや情報提供に反映させる。
うりばのディスプレイにもこだわり、寄せ植えを作って
こんな組み合わせがおすすめ!と見せる。
野菜の育て方も勉強するため、売り場で見本鉢を作って育てながら
今の時期はこんな肥料を上げましょうとか、支柱を立てましょう、
ネットを張りましょう、とか見せていく。
イーゼルに情報を書いて張り、私がいない時にも今、何をする時期か
情報を提供していく。
売りたいものは一番目立つ場所へ。
放っておいても売れるものは奥へ。
毎日毎日、場所を変えていく。
もちろん、すごく大変。
でも、面白くて仕方なかった。
お客様の質問には答えられるように、売り場にあるものについては
100%こたえられるように勉強した。
専門的な質問には専門家のいる連絡先を教えた。

誠心誠意でやっていた信頼関係は今も続いていて売り場をやめて
レジになった今でも、なじみのお客さんは私を探して聞きに来る。

お金じゃなくて、そういうことに私は価値があると思う。

今はレジなんだけど、詰まんない仕事、誰でもできる仕事と
思われるこの仕事だって、やり方次第だと思ってる。

あぁ、いいお買い物をした。
楽しいお買い物だった。
また、次もこの店で買おう。

そう思って帰っていただけるように、といつも思ってる。




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