脳活日誌724号
- カテゴリ:日記
- 2017/02/20 12:26:38
空が暗くなってきた。
寒気が下って来ると、きまって空が暗くなる。雰囲気として暗いのは苦手である。明るいに越したことはない。概して、世の中、暗い雰囲気になって来た。トランプの登場で照明弾がアメリカの空に煌めいたかと錯覚したが、近頃は暗くなったり、明るくなったりで方向性が定まってこない。これも困ったことである。液晶や半導体は日本のお家芸だったのに、このジャンルも暗雲が立ち込めてきた。いろんな電子機器に使われているフラッシュメモリーの世界的生産企業である東芝が、原子力事業の赤字補てんのために事業の売却を計画しているという。
こんな本末転倒した事態はないと思う。エネルギー政策の犠牲者である。そもそも原発は安全で安価な電力の生産体であると宣伝してきた政府が原発の見通しすら立っていない現状を無視して、産業のビタミン部品といわれる半導体産業を外国人の手に渡して、よくも平気でいられるものだと思う。原子力にかかわってきた経営者、学者研究者、政府及び関係官僚のすべての人が坊主懺悔して責任を感じてほしい。原子力経営の失敗を、直接に関係のない半導体事業部門を犠牲にすること、これはお門違いである。見当違いも甚だしい。
こんな杜撰なことを見過ごすようでは、最早、日本には産業政策はないと断言していいだろう。日本を覆う未来の空は暗い。希望の光すらなくなってくる。これは末期現象の始まりかもしれない。小さな躓きが大きな危機を準備していくようである。豊洲移転問題もそうである。ジグザグばかりしている。日本という体力の消耗である。スカッとしたカリスマ指導者が待望される。人材よ。今こそ出でよ!
以前、一番危険なのは人間だ、と聞いたことがあります。
原子炉も、何重にもセキュリティをかけておけば決して現在の技術で制御不可能なものではない、って。
でも、人間の慢心からか、「そのような事態は起こるはずがない」と決めつけて「万が一」という考えを忘れたときに、悲劇は起こる・・・
経済的損失云々よりも、技術的な危険性をいち早く察知して「止める」勇気さえあれば・・・
福島も、まさにそうだったように思えてなりません。
強風だ。
あと、昔、東芝本社に、「派遣社員でいました。」
ざ・OLだ。 マジ、トレンチコートを颯爽(さっそう と。
職質? 庶務の助手。 なに?それ?。である。