Nicotto Town



貧乏『あて』でメシを喰う


帳場の符牒的単語が人口に膾炙している現代に抵抗はあるものの、
いわゆる『あて』が食卓を彩ることは我が家でも多いです。
私は家呑みをしないので、もっぱらメシのおかずとして喰っております。

多くは酒呑み作家のエッセイから盗んだものですね。
知人に紹介したら、そいつの小料理屋で定番となったものも複数ある。
でも真髄は、実家に伝わる貧乏人ならではの名も無き『あて』ではないかな。

1.シラス長葱醤油和え

文字通り。長葱の小口切りと小ぶりのシラスを等量、醤油を多めにかけ、
化学調味料をバラバラと振ってマゼマゼ、しばらく寝かしてから喰う。
長葱のネットリ感が苦手な人には勧めない。うーむ、年寄りの味ですな。

2.煎りシラスとトマトのサラダ

大量のシラスをカリカリになるまで煎って、薄く輪切りにしたトマトにのせ、
塩コショウ少々、バジル(生でも乾燥でもOK)パラパラ、
仕上げにオリーブオイルドバドバ。冷やして召し上がれ。ファン多し。

3.ザーサイ豆腐

よくある冷奴。ザーサイと長ネギと生姜と青紫蘇などをみじん切り、
市販の冷やし中華タレと混ぜて賽の目豆腐にのせてオシマイ。
初夏から夏向きですな。キューリ入れてもいいですな。

あらら、ぜんぶ長葱が入ってる。苦手な人はゴメンナサイ。
長葱の苦手な人はチャーハンでも選り分けて残しますよね。
でも私は好き、焼き鳥も焼いた長葱を味わえるのが醍醐味じゃないかしら。




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