ジャズに思うところ
- カテゴリ:音楽
- 2017/02/13 20:34:33
マイルス・デイビスの一番かっこいいと思う演奏は、やはりこれだね。
セロニアス・モンクの名曲、ランウンドミドナイト
https://www.youtube.com/watch?v=GIgLt7LAZF0
マイルスの自伝を読んでいると、かれが影響を受けた音楽は、ギル・エバンスを通して、ラフマニノフやドビッシーだとか。また、いつも聴く音楽も近代のクラシック音楽が中心だとか。その真相はべつにしても、確かに彼の音楽は特に、60年代後半、ピアニストのハービー・ハンコックが加わってから一気にクラシック(シェーンベルク以降)への傾倒が強く感じられます。
その点、当時のジャズファンからは異質に見られていたかと言えばそうでもなく、結構高い評価は得ているようですね。
まるで、ストラビンスキーのような衝撃的なオンザコーナーは、ぼくの中でも未だに不思議な世界ですしね。
取っつきにくいけれど、いったん好きになったらとことんのめり込んでしまう世界がそこにありますね。
逆に、ほかのミュージシャンの演奏は、聞いたすぐからいい感じでずっと聞いていたくなりますが、いったん飽きてしまうともういいかなと言うのが、多くあります。
いつまでも聞いていたいのが、
チャーリー・パーカー、ファッツ・ナバロ、クリフォード・ブラウン、ソニー・ロリンズ、セロニアス・モンク、ブッカー・リトル、エリック・ドルフィーとジョン・コルトレーン。そしてマイルス・デイビス。いくらかのパット・メセニーとフレディー・ハバードの演奏。キースのケルンコンサートとビルエバンスの4部作。ディクスター・ゴードンの演奏も素晴らしい。もちろん、アルバート・アイラーも気合いいりまくり。個人的には、ロスコー・ミッチェル(アートアンサンブルオブシカゴの中心的メンバーで、彼のリーダー作はむっちゃすごい)、少し違う形で、ドラマーのミルフオード・グレイヴス(彼はドラマーとは呼べないかもしれません、超えていますし)。あと、本気で感動したのは、スティー・レイシーとデレク・ベイリーだね。それと、真剣にフリージャズをやっていた頃の近藤等則さんの演奏だね。
それは意外でした。
ジャズも奥深いですね^^