ああ!そう、、なのか?
- カテゴリ:小説/詩
- 2017/02/12 07:02:20
「迷宮百年の睡魔」 森博嗣
何度目かの再読でふと降りてきた考察。
以下、盛大にネタバレします。
主人公サエバミチルは奇妙な生態である。
かつて同時に殺されたクジアキラの肉体と本人の脳とで、
一人の人間として生きている。
実は真賀田四季の娘のクローンであることは
「四季 冬」で明示されているのだが。
パートナであったクジが女性だということ、
(前作のオチのひとつにも使われている。
これで、女性の体に男性の脳と云うギャップに
自然と誘導する意図?)
デボウ(女性)に明確な愛を自覚することからも、
何となく異性のクローンも作れる設定なんだなと
引っ掛かりを残しながらも今まで来たのだけれど。。
元のサエバミチルが男性だと、はっきり何処かで書いてたっけ
て処に、急に思い当たったのだった。
男女の叙述トリックて、この作者の得意ではなかったか?
1人称が「僕」なんて、考えてみれば
分かりやす過ぎるミスリィドだし、、、
割と大発見をした気になって(まだ確認はしていないけれど
ちょと浮かれているw
追記 確認したら
「男性なのですか?」
「そうか、知らなかったのだね。、、」
てな会話があった~><
谷口ジローさん、お亡くなり。
1作しかちゃんと読んだこと無いんだが、
凄い画を描く方だなと思った。
清原なつの、はちょと懐かしいです~♪
たぶん、原案は光瀬龍先生の
小説だったと思うんだけれど、題名が思い出せない…
それを下敷きにして描かれた(と、思う)
清原なつの先生の "真珠とり" 中連作の
3編目 "まりあ" かなー?
ふっるーい、りぼんマスコットコミックス版が
書庫に眠っています。1982年…だとー?
子供の頃に読んで、光瀬龍先生の小説を
思い出して、これって!と、印象深かったのです。
タケルは内蔵だけかー?脳はまりあなのかーっ?
今読み返しても、ナゾです。