『カルメン』を見てきた。
- カテゴリ:日記
- 2017/01/27 16:50:05
この水曜日、
新国立劇場で『カルメン』を見てきました。
『カルメン』はこれが3度目です。
オペラの中では一番のお気に入りです。
モーツアルトのオペラは、
軽くて好きになれないし、
ヴェルディやワーグナーは壮大すぎて、
やはり好きになれません。
その点、作曲者ビゼーの『カルメン』は、
エンターテイメントや外連味に溢れているし、
人物も等身大だし、純粋に楽しめるのです。
「ハバネラ」
https://www.youtube.com/watch?v=K2snTkaD64U
「闘牛士の歌」
https://www.youtube.com/watch?v=RNPjH01PtZ4
そして闘牛場前の合唱…
https://www.youtube.com/watch?v=2Tu4H1VnAgw
昨日からYoutubeで、これらの曲を聴き直したり、
ついでにビゼーの『真珠採り』の「耳に残るは君の歌声」を聴いたり、
「アルルの女」を聴いたりしてます。
ビゼーは早死にしてしまったのよね。
ざんねんだなあ…
私もカルメンのように自由に生きてやる!
でも、嫉妬に狂った男に刺されたくはないなあ ☆\(ーー;
いえいえ、
『カルメン』のラストで、
カルメンとの寄りを戻そうと迫るホセに対して、
カルメンは言い放つのです。
「カルメンは自由に生き、自由に死ぬ。」
そして、ホセからもらった指輪を投げ捨てる。
それに逆上かつ絶望して、
ホセはカルメンを刺し殺してしまう。
束縛からの自由。
どこにも行かせないために女を殺す男。
しかし、死によってカルメンは、
永遠の自由へと飛び立っていく。
元祖ストーカーの悲劇なのですよ、『カルメン』は。
でも、私が「自由に生きてやる」と叫んでも、
「あ、そう」と誰も気に留めないことでしょう。
面倒くさいことが嫌いだし、
恋は面倒くさいことだらけ。
初めっから自由すぎるのかな…
仕事一筋のようだったので、男の影が見えませんでした!