「雪渡り」「どんぐりと山猫」「土神と狐」
- カテゴリ:小説/詩
- 2017/01/17 23:41:39
さて、今回は手軽に読める青空文庫から
宮沢賢治の三作品、
「雪渡り」
「どんぐりと山猫」
「土神と狐」
をお勧めしたいと思います(・ω・)ノシ
「雪渡り」「どんぐりと山猫」は子供が動物の世界に招かれる物語
童話的な展開ながら、所々に宮沢賢治の哲学が見えて、
大人になって改めて読み直すと、なかなか考えさせられますね。
で、「土神と狐」
こちらは真逆に神、きつね、精霊の三角関係を、
それぞれリアルで人間的な情動を使って描いてる、
宮沢賢治の中でも異色な作品ですね。
寧ろ芥川龍之介や横光利一作品のような、
皮肉と鋭い結末が見どころですね。
昨年は青空文庫に谷崎潤一郎、江戸川乱歩も追加されましたので、
時間がある時に色々読むのもお勧めですね~
「土神と狐」はやはり特殊な作品なので、
なかなか選集や童話集には収録されない事が多い作品ですね。
「毒もみが好きな署長さん」と同じく、
マイナーですが根強いファンが多い作品かもしれません~
存在自体知りませんでした。
読んでみたい作品ですね。
賢治ファンとしては、知らなかったことに愕然としています。
雪渡りもどんぐりと山猫も、話の中に引きずり込まれるような作品ですね。
私も、こんな経験をしてみたいです。
はい、宮沢賢治は身の回りの自然や風景の観察眼が鋭かったようで
ほのぼのする描写や表現が多いのも特徴ですね~
「土神と狐」は異色作品なので是非一読を、
ちょっと驚くかと思いますよw
宮沢賢治は子供の頃には童話として、
大人になったら幻想小説として読み返せる面白い作家さんですね。
「どんぐりと山猫」も本筋は童話らしいほのぼのした流れですが、
描写が詳細でとても上手だと大人になると気付かされます~
「雪渡り」も「どんぐりと山猫」もまた読み返したくなりました(●´ω`●)
しかし「土神と狐」は未読かもしれないので今度ぜひとも♪
そういえば、大人になってから読んでいません。
そうそう、大人になってから、いろいろ気づかされることとか多いですよね。
読んでみたくなりました( *´艸`)