今でも流行を取り入れようとするのは
高校の時の周りに迎合しながらも
少しかっこよく見せようと焦っていた時代の名残かも。

子供時代に近所に男の子が多かったので
もっぱら彼らと同じ様に遊んでいた私は
「そんなんじゃお嫁に行けなくなるよ」と言う
幾人もの大人にかけられる言葉のトラウマになっていたと思う。

其の言葉を浴びせられるたびに母は髪から足まで土だらけで
くしゃくしゃ頭の私を後ろに隠した。

外で元気に楽しく近所の子供達と遊んでいて
正義の味方ごっこをしている私の価値観からくる
まっすぐな回答は祖母も母も男の子なら褒められる
良い子で在った。

外で元気に近所の子と遊ぶには其の選択肢しかなかった。

女の子の多い所ではリーダー格の女の子が石けりや
御ままごとに男の子が一人混じっているか
所在無げに突っ立って外をうろついていた。

此れは仕方がない事で在る。

妹はずいぶん遠くの女の子の入る近所まで
遊びに行く羽目になった。

其れか家で猫と遊んでいた。

其々の仕方ない環境がある。

私は子供時代に大人に浴びせられた其の言葉を
真に受けて高校２年位から自分なりに周りの女子に迎合しながらも
一歩先のカッコよさを研究した。

母がおしゃれな人だった。
戦後の所謂今ならアーリアメリカンと言うか
現代に見るならアガサクリスティーのドラマの中に
出てくる若い女性の様な服を仕立て屋に英語のファッション誌を
持って作ってもらっていた。

其の服は其の仕立て屋によって其の仕立て屋を使う人達に
生地を変えて広まった。

母の香水は「シャネルの５番」だった。

そんな母を見ているので何時か自分も大人になれば
そうなるのだと思ったが、
私は父方の親戚に数人いる父方の顔と体型だった。

母方の家系は女優になっても可笑しくない程の
美人が多かった。

其の為に全員見合いで在ったが、
選べる立場にあったので金と美貌を備えた人と
其々が結婚していた。

だが、祖父はどう見ても所謂金だけで選ばれる顔で在る。
すると祖父方の親戚が集まると数人どう見ても
所謂ブスが混じる。

其れなりに美形の女性を金で選べる立場なので
其々の母方に似た美形の人が多いのだが
ぽつぽつとそう言った女の子が居た。

其の上、子供時代に男の子とばかり遊んでいた
私は色々な意味で異なっていた。

が、高校生となると知能が付くので
其の中で魅力的に見せる努力はする。

小説家を諦めた私は所謂「ボンキュボン」を目指した。

そしてお尻を上げる為に爪先立ちで階段を上がる。
ウエストを細くする為に腹筋。
バストを上げる為に腕立て伏せに励んだ。

そして高校生に成ると一歩進んで「中原中也」の詩集を
何気に持ったり、当時の流行の本は手に持って歩いた。

高校では既に絡んで来たスケ番はボスとのタイマンで撃退していた。

高３の時にスケ番グループの下っ端が授業中にノートに書いて居た
絵に興味を持った。

奇妙な魅力的な個性的な絵だった。

イラストと言う言葉が出始めてそう言った本を読んで居たので
そっちの世界の勉強をしているのかと声をかけた。

敬語で対応して来る。
「？？？」と思って「何だそれ？」と聞いて見ると
私には危険だから近づくなと彼女達にお達しが広がっていた。

私は放たれた逸れ猛獣扱いをされていた。

私の喧嘩は子供時代に見た男子の喧嘩しか見て無い。
女の子の喧嘩を知らなかった。

だからグーで殴るのが当然であって
足蹴りもあるだろう。

パーでビンタは親が子供を躾ける時にする動作だろう。
そんなの愛情が無いと出て来ないだろう。
其れに備わっているのは真剣な涙をこらえた親の赤い目だろう。
其の後に抱擁があるだろう。
親の涙があるだろう。
其れで私は親を泣かせる事をしたと理解は出来ないが
心で感じて此れはしてはいけない事だと思っただろう。

でもってタイマンはグーで足蹴りも入ったので
気が付かなかったが、どうやら肋骨に罅とか
奥歯が折れたとか在ったらしい。
だからって猛獣扱いになっていたとは・・。

で友達になった女子はやたら厳しく私を女子にした。
引き立て役になって連れ歩くにも最低限の所作は
身に付けないと行けないらしい。


其の後流行りの小説を持ち歩くのは
其の後にある事をきっかけになくなった。

何せ団塊の世代である。
大学は学生運動の世代。
流行りの本はマルクスの「資本論」。
買って読もうとしたが
漢字が多すぎる。
読んでも読んでも意味不明。
「憂鬱なる党派」は数ページめくって購入をする気にも成れなかった。
漢字が多くて読めない。

で、本を持って歩くのは止めた。
可なり後になって海外の絵本が流行った時があった。
此れはおしゃれである。
さっそく絵がきれいなのを服に合わせて数冊購入♪


★話はガラッと変わるが今欧州では「善意疲れ」が蔓延している様だ。
難民への炊き出しも後数か月と先がみえるのだと頑張れる。

幾ら綺麗事を言って「善意の行為」も終わりが見えないのなら
綺麗事の善意の行為の報いがテロなら
人々の考えも疲労感と空しさとから自分が違っていたのかもと
思い始めている。

其れでも難民（移民）は今も増え続けている。

彼らの環境は今厳しい冬が襲っている。
だが、其れに反して所謂「炊き出し」を用意する人も減っている。
自分達が持ち出すお金にも限りがある。

自分達のお金も少なくなってきている。
難民の維持の為に税金を上がっている。

メルケル氏への批判は日増しに強くなっている。

日本にプーチンと会うと言うのであれだけきつく自分達へ
敵対するつもりかと公的に罵ったメルケルの言葉に怯えて
日本国民の税金から膨大な金を安倍政権はウクライナの西側の方へ
出した。

詰り反ロシア側だと公的に見せた行為を公的にしている。
こんな馬鹿な事をして置きながら
ロシアには友好？と言ってもと私は呆れるけどね。

メルケルは其の後しらっとロシアから安い天然ガスを購入している。

イギリスがEU離脱を国民投票で決めた時に
メルケルはすぐに離脱の準備にかかれと口汚く
罵った。
そして個別のイギリスとの交渉を禁止してEUとして
連携してイギリスと経済交渉をすると言い放った。

所が今はゆっくりとイギリスと交渉をして行こうと言いだしている。


私は恐らくドイツが出遅れる事によりイギリスと言う客を個別交渉で
他の国の取られる事を防ぐ為だと思うが。
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「イギリスはEUで特別な地位獲得の可能性も」独閣僚が早期の交渉を求める
ドイツのミヒャエル・ロート欧州担当相は１６日、英国が欧州連合（ＥＵ）との関係において「特別な地位」を獲得する可能性があることを示唆した。一方で、ＥＵとの関係を決める正式な交渉を来年初めにも始めるよう英国に求めた。ロイター通信のインタビューに応じた。

　英メディアは前週末、英国がＥＵ離脱の正式な手続きを来年後半まで延期する可能性があると報道した。メイ首相のスポークスマンは１５日、年末までに手続きを開始することはないと述べた。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/08/eu-36.php

 ＥＵ離脱交渉、独自協定を強調

http://mainichi.jp/articles/20160901/k00/00e/030/249000c
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此れからイギリスが其々の国とどう交渉をして行くのかが
欧州がどうなって行くかの大きなカギになると思っているが。