Nicotto Town



仕事の面接と称して品物を買わせる場合がある


仕事の面接と称して品物を買わせる場合がある。
私は市民会館の一室での其の仕事の面接に行った。

人によっては何十万も月収がある人が居るとか
良い事づくめの説明の後に
実際に商品を購入して其の良さを実体験しないと行けない様な
其れが当然の様な、何十万も売り上げを上げている人は
実際に使って良かったのでぜひ他の人にも知って貰いたいと思ったとか。

良く覚えていないがアンケートを書かされた挙句に
品物に興味があるとか、購入の意志みたいなので手を上げさせられて
明らかにさくらみたいのが手を上げて、
乗せられて手を上げている人も居るのかも知れない。

私はしらけて手を上げなかった。
更に途中で退席しようとすると何か私に対して酷い事を言っている。

詰り其のマインドコントロールをかけて売ろうとしている雰囲気を
台無しにしてしまったらしい。
勿論場所代もかかっているだろう。

勉強が足りないとか、意欲が無いとか、びっしりと詰めて座っていたので
出るのの時間がかかっている間に酷い言いようである。

じっと我慢をしてでたが、階段を下りて一階に行く途中に頭に来た。
戻って言いかえしてやろうと上にあがったが途中で
左翼ぽい集会が在った部屋から人が出て来て
すれ違っている内に冷静に成れた。

で、戻って其の会館の食堂に入って
食事をしていた。

確かにびっしりだった。

其処へ一人の男がやって来て相席をしてよいかとか聞いたと思う。

兎に角其の初対面の男と食事をする様になった。

何処から来たのかとか、色々質問をしてくるので
此方も同じ質問をしていた。

本州から来たらしい。
本州は北海道と違ってあちこちに教科書に載っていた歴史の名所がある。

其の場所によって合う歴史を言えば話の場がつなげる。

詳しく聞こうとしたがどうも色々な所を言う。
其の中で京都が出てきた。

京都となら簡単で在る。
新撰組から幕末の志士の話がどんなのでも話がつなげる。
一番有名どころの坂本竜馬の名を出した。
彼は少し皮肉ぽく「坂本龍一でしょ?」と言い返した。
「いや、そうじゃなくて坂本竜馬の方」と私は普通に行った。
「あの幕末の・・・」「バクハツ?」「否、幕末の暗殺された・・・」
「あの旅館ってまだ京都に在るの?」
「バクマツ?」
私達は顔を見合わせた。
「松?」彼は植物の話になったと思ったらしい。
「専門的な植物に余り詳しくない」とか何かを言っていた。

小学校でも明治維新は習うだろう。
ましてや中学校では必ず習う事である。

此の男は何者だろう。
彼は最初に名前を名乗った。
日本名で在る。

私がじっと顔を見ていると
彼は「それよりも今日の話でどうのこうの」と
其の左翼ぽい集会の内容の話を始めた。

どうやら私が其の集会の「綺麗事を書いた」チラシか何かを見て
来た人達の一人と勘違いした様だ。

私は例の詐欺まがいの面接もどきで機嫌が悪かった。

「何で幕末を知らないの?常識でしょ!」
「常識かどうかは君の決める事じゃない。
そんな松の名前は初めて聞いたし、植物に左程興味を持って居ない」とか
何とか。
あくまでも「幕末」を「松の一種」にしている。
「小学校を卒業程度で知っているはずの日本の歴史よ」
「少なくとも中学校を卒業しても幕末も明治維新も坂本竜馬も
知らない様なら、貴方日本名を使っていたけど何人?」
「何で態々日本名を使ってこんな所に居るの?」
「そんな事君に話す必要はない」と怒鳴りだした。
「君は○○に興味あって来たんじゃないの?」
「そんな事知るか!私は仕事の面接で来ただけだもの」と
後は少し怒鳴り合って、私が色々言った事に「差別だ」とか
何か訳の解らない事。
「差別も何もあんたが何者かも知らないのに差別のしようがないだろうがぁ!」と
「大体自分は日本名を名乗っているが実は何人で
こんな目的で日本名を名乗って居ます」と説明しないと
日本人だと思って話しているのに「日本人が日本人を差別した」と言いたいのとか
人が皆、こっちを見ていたけど。

「差別」と言えばひるむと思ったら大間違いよ。
一度徹底的に其の辺りをはっきりしておきたいと日頃から思っていた。

元々日本名を名乗った。だから日本人だと思って話始めた。
日本人だと小学校、中学校で習う事が解らないので日本人では無いのかと思った。
其処で何人かと聞いたら「差別」に成るとは納得できない。
「日本人では無いと思って何人かと聞く事が差別に成るのか!」と
話している相手が「何人なのかと知ろうとする事が差別」なのかと
そんな馬鹿な事が此の国でまかり通って居る事が可笑しい。

彼は「人違いだった」と言って立ち上がって行こうとしたんで
「まてー!」と怒鳴った。
彼は怯えたように顔を真っ赤にして振り返った。
私は静かに自分のレシートは持って行ってと言った。

更に顔を赤くしてレシートを掴むと誰かの所へ行ってこっちを見て
話していた。

で、暫く複数の男達が私の後を付いて来ていた。

街に出たついでに買わなきゃならないためて置いた物が
色々在った。
いちいち其の買い物に付いて来ていた。

私の買い物の方針は当時は元気だったので
見れるデパートは全部見て其の中から気に行った物を買うと
言う方針である。

何処かの店を見ないで後で後悔するなら必ず行って見る。
で、複数のデパートと洋品店を往復して恐らく何が買いたいのかは
其れで解っただろう。
其の挙句に迷っているのも更にせっかく街まで出て来たのだから
もう一軒とそれぞれ試着して、そのついでに買う予定の物を買って
更に迷って戻って・・・・。
最後に決められなくて、その間に余計なお買い得品は
其のうたい文句に流されて買ってと・・・。
いつの間にか、其の男達はいなくなっていた。

女の買い物に付き合う疲労感に耐えられなかったのだろう。

私は面接で騙されたと途中で知って酷い言葉を浴びされながら
其処を出て、
可笑しな男に近寄って来られて絡まれて、
其の上に此れだけ時間をかけても気に行った服が買えなかったのである。
其の上、お買い得品とやらの買って両手に重たい荷物を持って
バスは座る場所も無く長い事立ったままで・・・。

思い出しても「最悪の日曜日」だった。




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