Nicotto Town



雲のささやき

はるか遠くに白い雲が
流れていく

四角く切り取られた
ガラス窓の格子の中を

ゆっくりと
雄大に

手を重ねると
雲の呼吸を感じる

こんにちは
君は何処へと流れて行くの

真っ青に澄んだ空が
格子から雲を押し出したとき

小さなささやきと笑い声が
聞こえたような気がした

それは
懐かしい声だ

それは母の優しいささやきと
幼き日の私の笑い声のようだ

そうだ
もう少し待っていて見よう

次の白い雲が
そっと格子の中に流れ入って来るまで


暖かいお正月
ふと見上げると澄んだ青い空に雲が流れていました

何かを語りかけているような
そんな気配をちょっぴり感じました





#日記広場:小説/詩

アバター
2017/01/04 04:08
奈柚様

そうなんですよ
暖かくていい天気でした

空から見ている・・・微笑んで
そう思うと、より暖かな気持ちになります



アバター
2017/01/03 16:52
いいお天気でしたよね

そこに居ない人を思う時って
実は 近くに居るのかもしれないね
空から見てる…ってありきたりかもだけどさ



月別アーカイブ

2025

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010


Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.