宇宙漂流☄反重力空母旭日(3)
- カテゴリ:自作小説
- 2017/01/02 14:47:15
ウィーン・・・ウィーン・・・ウィーン・・・
旭日艦内に警告音が鳴り響いた。
「総員配置につけ!旭日発進準備!」
艦内マイクで、朝雲艦長の号令がかかった。
次々と旭日のブリッジに乗員が入って来る。
航海班長 佐山大迩(さやまだいじ)は操縦席に座り運転パネルのスイッチを次々とオンにした。
「動力室。桑田くん、動力の始動を頼む。」
「艦長。初運転ですが、やります。」
技術開発班長 桑田賢治(くわたけんじ)は、俵田博士やたくさんの日本の博士達と秘密開発にたずさわった。
その秘密の技術が今ベールを脱ごうとしている。
その秘密の技術開発には長い年月を必要とした。他国が思いもよらない発想を現実化したのだ。
「人工太陽始動!!!」
そうだ!その技術とは人工太陽だった!宇宙空母の内部に人工太陽を造り、内部に自然や都市を再現し人類が住めるようにするのと同時に、宇宙空母の動力源にする発想だった!
人工太陽は、昼を再現する時間は透明ナノシールド管の中で輝き、夜を再現する時間になると透明ナノシールド管が光を遮光するシステムになっている。
これがあることで、艦内に再現された自然の中で植物を育てることが出来た。
「朝雲艦長!成功です!人工太陽が作動しました!」
人工太陽が輝きだした。
まぶしい朝日のように。
旭日は太陽の光を浴び、新しい生命の息吹が胎動し出した。
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