Nicotto Town


連続冒険小説 霊験導師わむたん


宇宙漂流☄反重力空母旭日(3)

ウィーン・・・ウィーン・・・ウィーン・・・

旭日艦内に警告音が鳴り響いた。

「総員配置につけ!旭日発進準備!」

艦内マイクで、朝雲艦長の号令がかかった。

次々と旭日のブリッジに乗員が入って来る。

航海班長 佐山大迩(さやまだいじ)は操縦席に座り運転パネルのスイッチを次々とオンにした。

「動力室。桑田くん、動力の始動を頼む。」

「艦長。初運転ですが、やります。」

技術開発班長 桑田賢治(くわたけんじ)は、俵田博士やたくさんの日本の博士達と秘密開発にたずさわった。

その秘密の技術が今ベールを脱ごうとしている。

その秘密の技術開発には長い年月を必要とした。他国が思いもよらない発想を現実化したのだ。

「人工太陽始動!!!」

そうだ!その技術とは人工太陽だった!宇宙空母の内部に人工太陽を造り、内部に自然や都市を再現し人類が住めるようにするのと同時に、宇宙空母の動力源にする発想だった!

人工太陽は、昼を再現する時間は透明ナノシールド管の中で輝き、夜を再現する時間になると透明ナノシールド管が光を遮光するシステムになっている。
これがあることで、艦内に再現された自然の中で植物を育てることが出来た。

「朝雲艦長!成功です!人工太陽が作動しました!」

人工太陽が輝きだした。
まぶしい朝日のように。
旭日は太陽の光を浴び、新しい生命の息吹が胎動し出した。



(お願い:他にも公開していない小説をたくさん書いていまして順次パブーなどでペンネーム☆千葉広明☆名義で電子書籍化販売予定なので、くれぐれもコピーはしないで下さい。作品の模倣、一部の複写等の行為はご容赦下さい。模倣、一部の複写などが確認された場合、図らずしも法的対象になりますのでご注意下さい。☆この作品の著作権は千葉広明プロダクションに帰属します。)




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