この世界の片隅に
- カテゴリ:日記
- 2016/11/21 22:32:53
11月12日(土)待ちに待った
こうの史代さん原作のヒロシマを舞台にしたアニメーション映画が封切られた。
こうの史代さんは大好きな漫画家さんのひとり。
作品の中には主人公たちが生きたまちがあり
伸びをしてほっこり起き上がってくるようだ。
戦前のヒロシマから軍港の呉にお嫁にいった
絵をかくのが好きで、どこかのんびりおっとりした性格の
浦野すずが主人公。
主人公のすずさんが幼いころお使いに行った広島の街の背景には
実際のモデルがある
爆心地中島町にあった理髪店の写真
その家の子どもは
親戚の家に疎開しており
たった一人
生き残った
父も母も兄も姉も家も街も一時に失った
アニメーションの中に映った
ハイカラな理髪店の店先には
お父さん、お母さん、おにいさん、おねえさんも
描き出されている
「あきらめきれんかった
いつか帰ってくるとおもうとった」
うちに70年が過ぎた
80歳を越え
やっと原爆を語れるようになった。
理髪店のことを語るおじさんは
古い友人だそうで、父母は、はじめて八丁座にアニメーション映画を見に行った。
いい映画じゃった。
平日だったのに朝一番は、人が一杯で入れんかったと驚いている。
この映画に多くの人が出会って欲しい。