Nicotto Town


takoまたコケ魔したの日々


この世界の片隅に


11月12日(土)待ちに待った
こうの史代さん原作のヒロシマを舞台にしたアニメーション映画が封切られた。

こうの史代さんは大好きな漫画家さんのひとり。
作品の中には主人公たちが生きたまちがあり
伸びをしてほっこり起き上がってくるようだ。

戦前のヒロシマから軍港の呉にお嫁にいった
絵をかくのが好きで、どこかのんびりおっとりした性格の
浦野すずが主人公。

主人公のすずさんが幼いころお使いに行った広島の街の背景には
実際のモデルがある

爆心地中島町にあった理髪店の写真

その家の子どもは
親戚の家に疎開しており
たった一人
生き残った
父も母も兄も姉も家も街も一時に失った

アニメーションの中に映った
ハイカラな理髪店の店先には
お父さん、お母さん、おにいさん、おねえさんも
描き出されている

「あきらめきれんかった
いつか帰ってくるとおもうとった」
うちに70年が過ぎた
80歳を越え
やっと原爆を語れるようになった。


理髪店のことを語るおじさんは
古い友人だそうで、父母は、はじめて八丁座にアニメーション映画を見に行った。

いい映画じゃった。

平日だったのに朝一番は、人が一杯で入れんかったと驚いている。


この映画に多くの人が出会って欲しい。







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