Nicotto Town


すずき はなこ


世にも不思議な物語。

巷がハロウィンで沸き立った日、うちの近所で死体が見つかりました。
ハロウィンじゃないヤツ、
本物のホトケさんでした。

今日、そのご遺族の方が、現場を訪れてご焼香がしたいと言われるので、
準備して、神妙にお待ち申し上げていたのですが・・・
世にも不思議な物語です。
こんなことって、あるのですね。

「午後2時から、2時半までの間に伺います」というお約束でしたので、
2時前から、大型閉鎖門を開錠し、
いつもの「魔の交差点」までお迎えに上がる予定でした。
2時15分になって、ふと交差点に目をやると、
3台の車が止まっていて、
そのうち1台は、いつもん見慣れた覆面警察車両でした。
「あ、ご遺族の方が来られた」と思い、
鈴ちゃんと2人で「魔の交差点」の開錠に向かったのですが、
なんと、真正面で通行妨害しているのは、
ご遺族や警察とは、まったく関係のない車両でした。
しかも、運転手と同乗者は、どこへ行ったか姿がありません。

警察の人が慌てて、車の持ち主を探していましたが、
どこからともなく現れたと思ったら、
運転手だけがさっさとどこかへ行ってしまいました。
同乗者の女性だけが、大型閉鎖門目がけてさっさと歩いていきますが、
わたしと鈴ちゃんには、
誰が遺族で、誰が関係ない人なのかさっぱり分かりません。

でも、ついさっきまで誰もいなかったのに。

わたし達の先を小走りに歩いていた年配の女性をみたとたんに!
何て言えばいいんでしょう!
わたし、本能的に全身の毛が逆立つような怒りが沸き起こったんです!
鈴ちゃんもです!
わたしと鈴ちゃんが、もう、なんていうのかしら。
表現が凄く難しいのですが、
背中の毛が逆立つというか、
頭のてっぺんの毛まで、逆立って、その女性に飛びかかりそうになりましたよ!

顔見知りの刑事さんが,抑えてくれなかったら、
どうなっていたか分かりません。

あれは、人間じゃない!

わたしと鈴ちゃんには、わかりました。
刑事さんには、人間に見えていたでしょう。
違う。人間のカタチをしているけど、あれは人間じゃない!
違うんです。
こんな経験は、初めてです。
たとえ人間だったとしても、
恐ろしく低級な悪霊が背後に(ああ、どうせ誰も信じてくれないでしょう)
いや、ほんとうに人間じゃない!

結局、その年配のオバサンと車を運転していた女性は、逃げていきましたが、
その後味の悪いことと言ったら!
どういえばいいんでしょうか、
わたしと鈴ちゃん、二人とも、ムナクソ悪いと言うか、気分が悪いと言うか!
逆立った毛が、いつまでも直らないような気分でした。

刑事さんは外国人だと言っていましたが、
違う。

あとで、鈴ちゃんと、この不思議な感覚、
何だったんだろうと話し合いましたが…

おそらく・・・

あの自殺したオジイサン(?、年齢は聞いていませんが)
なにか、とんでもないものに、しつこく憑りつかれていた?
何をやっても、うまく行かず、
何をやっても、裏目に出ていた?
あれですよ、あれ!あの低級霊!
ご遺族の最後のお焼香まで、邪魔しに来ていた奴らです。
可哀想に!

わたしは、聞くだけなら韓国語も、中国語も区別はつきますが、
あの運転手の女性と、年配の女性が話していた言葉は、
・・・あれは、ただの音でした、言語じゃない。
思い出しても、身の毛がよだちます。
もう、これは本能的な感覚でした、
「出てきたところへ帰れ!二度と来るな!」
わたしたち、思わず怒鳴りつけていたのです。
車は、急発進してトンネルの中へ消えていきました・・・

あんなことが、本当にあるんですね。
なんてヤツらでしょう。
お焼香のタイミングで、どうして交差点で邪魔するものがあるでしょうか、
鈴ちゃんが、ずっと道路を見渡していたのにですよ、
遺族の車が付いた途端に、交差点を塞いでいたというのです。

お亡くなりになられた方、気の毒な事でした。
さぞかし、お辛いことだったでしょう。

鈴ちゃんと2人で、
この一連の出来事があった場所に、清め塩を打ちに行きました。
わたしは、一応クリスチャンなのでね、
塩に効能があるかどうかは、疑わしいものがありますが、
悪霊退散の祈りは、言えますので、きっぱり言っといてやりました。

あんな奴ら、本当に存在するんですね。
わたしと鈴ちゃんの、この感覚は本物です。
こんな気分の悪いことは、久しくありませんでした。
ううううーん、まだ、腹の底から唸り声が出ます。
なんだか知らないけど、許さん。

気を付けてください。
(どう、気を付ければいいのか分かりませんが)
何もかもが、うまく行かない、
泥沼にハマって、身動きが取れないように感じるとき、
きっぱりと、
「離れ去れ!」と言ってください。
疑うことなく、毅然と言わなくては効果はありません。

これは、冗談ではありません。

アバター
2016/11/08 19:58
お塩をお皿に盛って、柏手を打つのも効果があるそうです。

山岸涼子さんの作品で、いくつもの女性の背後霊をつけた男の話があり、
その霊を『長物』と呼び、最もたちの悪いモノ、とされるとか。
アバター
2016/11/08 14:00
・・・・・・(゚ω゚;)。o
アバター
2016/11/07 23:35
なに?
それ・・・刑事さんも目認してるんですよね・・・?人じゃないって・・・?
何か気味悪いなぁ。
怖いな
アバター
2016/11/07 22:45
{{{{( ▽|||)}}}}うわわわわぁ~~~ 
あのね… この記事の何行目かで 頭の皮が突っ張るぐらい鳥肌が立ちました…
久しぶりです、こんな悪寒が走るのは… ヽ(;´Д`)ノ ~3 ひゃ~~ 怖かった~

で、遺族の方は来られたのでしょうか?………… 
||鳥居||Д゚))) ガクガクブルブル…
アバター
2016/11/07 22:00
「臨!兵!闘!者!皆!陣!烈!在!前!」
「渇~~~~~~~~~~~~~~~っ!」
「おん あびら うん けん」
「のうまくさんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたらた、かんまん 」
「おんあぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに  はんどま じんばら はらばりたやうん 」

悪霊退散で思いつく真言を並べてみました

塩をまくとき、
「祓い給え 清め給え 六根清浄」
と3回唱えましたか?

身の毛がよだつというのは本能で理屈じゃないです
私も経験があります

「人間じゃない!」
という感覚
空間がゆがんでいるような感じでした
今までの人生で3度だけあります
アバター
2016/11/07 21:47
はなこさん、これ、あとで個人的にメールしますね。

えっとですね~荒塩あります?
荒塩と日本酒(開封したてがベター)をお風呂に入れて浸かってみてください。
これで今のケモノ臭さが消えます。

うん。ケモノ臭い。
あと、ホトケさんが上がったところ、なるべく無視ですよ~
アバター
2016/11/07 21:32
んんん???
よっぽど その場所 悪い何か(?)とり憑いてるのでは?
(ごめんなさい 前々から あまりにも色々トラブルありすぎではありませんか?)
マジでお祓いしといた方がよさそうな気がする。。。汗
怖すぎるよ~~(*_*)
アバター
2016/11/07 21:01
怖い!
並の怪談より怖かったです。
ホトケさん成仏してください。
南無妙法蓮華経~(あ、日蓮宗なんです)
アバター
2016/11/07 20:59
うーむ、そういうオカルト系の体験がないので
よくわかりませんけど、とりあえず塩まいて拍手(かしわで)を
打つといいらしいです。かしこみかしこみー



カテゴリ

>>カテゴリ一覧を開く

月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.