ひきこもり脱却なるか!?
- カテゴリ:仕事
- 2016/10/15 04:22:38
おおよそ2週間前、
慢性的人手不足を外国人労働者で賄うかどうか、
いったん棚上げにして、時期を待とうということになっていましたが、
急転直下(いや、ほんとうに急転直下)
「うちの就職したい」という若者が現れました。
一瞬、耳を疑いました。
昨日、その若者のお父さんから電話をいただき、
「一人、雇うてくれんか」と言われた時は、そりゃあ驚いたのです。
ケースケ君といいます。
じつは、ケースケ君は中学のころ(だったかな)
執拗なイジメに会い、それ以来の「引きこもり」少年でした。
(もうすっかり大人ですが)
ケースケ君のお父さん(電話をくれた人)は、
もともと裕福な家で、ケースケ君一人くらい一生食わして行くのは、
いともたやすい話なのですが、
なんと、「ここで働きたい」と言ったのは、
ケースケ君から言い出したことだというのです。
今年の初めころから、
なにかにつけ,所用で訪れるお父さんに付いて、
うちに顔を出してはいましたが、
そのときは、「この子がお父さんを悩ます引きこもりだとは思えないがなあ」という印象でした。
夏ごろから、ケースケ君は以前にもまして、閉じこもるようになり、
心療内科へも何度か通院していたのだそうですが、
理由が分からなかったそうです。
彼のお父さんと、わたしが度々、電話でやり取りをするのを聞いていたのでしょうか、
ここ「海洋レジャークラブ」に新しい人が来るかもしれないという話に、
居てもたってもいられなくなって、悶々としていたらしいのです。
そしてついに、彼は、自分の意思で初めて、
「僕が、海洋レジャークラブで働きたい!」という決定を下したんだそうです。
で、夜、お父さんの書斎をノックし、
自分の気持ちを切々と語ったといいます。
そして昨日、お父さんから、わたしに電話があり、
「一人雇うてくれんか」となったわけです。
「社会適応力があるとは思えんので、給料は要らん」といいますが、
「引きこもり」から脱却しようとしている彼に、無給という訳にはいきません。
1か月の試用期間を経て、ここで務まりそうなら、
今年の暮れには、彼は「吹け飛び株式会社」の正社員として登用されるでしょう。
ただし、精神的に不安定なところがあるそうですので、
(わたしには、そうは見えませんが)
仕事は、「いきものがかり」(ポン助・ヤギーラ・トンちゃんの世話)と
キャンプ場の整備、
鈴ちゃんの「大規模家庭菜園」の草むしり、
閉店まぎわの事務所の留守番ということになりそうです。
給料は、「吹け飛び会社」のモットー「社長以下同一労働、同一賃金」です。
さっそくうちの「鬼の税務担当」に電話を入れ、
社保の取り扱いについて、話をしました。
「鬼の税務担当」普段は鬼なのに、
「引きこもり少年を雇う」ということについては、大賛成なようで、
社長以下同一賃金も、「こちらで妥当な扱いを考えます」ということでした。
まあ、税務・経理のことは、「鬼」に任しておくのが一番です。
さて、では、取り急ぎ、
マークしてあった社宅の新規購入を進めなくてはなりません。
その件も、物件売買担当者と作戦会議を(ケータイで)話し合いました。
当面は、本社家屋を住居に使いますが、
早々に、彼が安心して引きこもれる場所を確保してあげなければならないでしょう。
ケースケ君は、心の優しい良い青年です。
「いじめ」というのは、わたしはイジメる子供の方が、実は家庭で問題を抱え、
幸せそうに見えるおとなしい子を標的にするのだと思います。
いわば、自分が得ることのできない幸せを、持っているというだけでいじめられるのです。
ケースケ君は、よくそれに耐えました。
でも多感な時期に、極度の自信喪失があったため、
対人恐怖症も併発したようです。
なあに。
それは「必然」が治してくれますよ。
「魔の交差点」でのトラブルを想定してみれば、
現場で相手に立ち向かうという場面は、
恐怖心も、緊張感もMaxに振れますから、
対人恐怖症?
そんなこと、言ってられませんって。
ケースケ君、来週から
「住み込みで、働くってよーっ!」
自分から動き始めたのだから、ケースケ君の世界がいい方に変わるといいですね!
ケースケ君の頑張りに負けないように、努力します。
まあ、そう言っても、イーカゲンな奴だから・・・あたし
周りからはあからさまにそう見られないよう自分なりに努力をしてたりします
(自分もそう)
でも自分から「ここで働きたい!」って言いだしたという事は
ケースケ君のすごい頑張り屋さんな部分の 早く自分を変えたいという意志が伝わって来ます
はなこさんのような人の元でなら きっと引きこもりも乗り越えられると応援しています
いやあ、お手伝いさんじゃないんだから。あはは♪
キャンプ場の整備と、大規模家庭菜園が彼の仕事場です。
ざっと1000坪ありますから、
草むしりだけで、1年中仕事にあぶれることはありません。
慣れたら、炭焼きもやってもらおうかな。
ね、「引きこもり」にぴったりの職場でしょ?
わたしと鈴ちゃんだって、いわば国立公園の中の一軒家に引きこもってるようなもんです。
隣り近所、2キロは誰も住んでいません。いやあ、トンネル超えたら4キロは、誰も居ないなあ。
住み込みって言っても、
社宅は、歩いて10分くらいのとこだから。
それに今、また新しい物件探していますし、
う~んと、シェアハウスに、今んとこ一人で住む感じです。
家、一軒、彼の居城です。
ケースケ君は、わたしや鈴ちゃんには、ごくフツーに話しをするんですよ。
笑ったり、何かを説明したり、感想を言ったり・・・
見た感じ、ほんとフツーです。
だから彼が引きこもりって聞いても、こちらは、はて?と思ってしまうんです。
イジメにあっていた時、お父さんが「強くなれ!」って、
たしか、空手の道場に入れたりいてたんじゃないかなあ。
なんか、その辺でこじれたような記憶が・・・
で、いいんですよね?
とりあえず
料理、洗濯、掃除からなのかなあ。
対人恐怖症から、住み込みですか
長期勤務になるよう祈ります
他者とのコミュニケーションをとる手段を学べていないのではないかと思います。
火傷をすると熱いものを避けますよね。
そんな感じで世界に恐怖を感じているのではないかと思います。
ありがとうございます。
そうかー!
自分の居場所かあ!
やっぱりもう一つ社宅が要るなあ。
ありがとうございます。
大至急、考えます。
今のところ、パゴットさんの方のご都合が難しいでしょう?
また機会がありますって。
お待ち申し上げております。
過大な期待はかけず、見守ってあげたいと思います。
お父さんに似て、良い子供さんなんですよ~。
猫様も自信を喪失すると引きこもります。
ベッドやクローゼットから出てこないというヤツです。
対処法は、「自分の居場所」を確認させることなのです。
はなこさん達の広いお心で、ケースケ君の「テリトリー」を「ベースキャンプ」を!!
潜り込む余地はなくなっちゃったかな。。(^^;
「求めよ、さらば与えられん。叩けよ、さらば開かれん」
を実体験したわけですから。わたしも,もっと求めて叩きまくろうっと♪
うまくいくといいですね!!
どうせお父さんが、やいのやいの言ったんだろうと思って、
奥さんにそれとなく電話してみたんですけどね、
まー、奥さん、嬉しそーに嬉しそーに!
「息子が自分から、どうしても行きたいと言うんです(^^♪」だって。
やっぱり給料は要りませんの一点張りで。
「働くということは、それではダメなんですよー」と、長話になりました。
当分は鈴ちゃんの追いまわしをやってもらって、
会員の皆さんに可愛がってもらいます。
なるほどー、自分でっていうのはとても見通しが明るいですね。
きっといい方向に行くでしょう。次に行ったときに、会うのが楽しみー♪
ありがとうございます。
その通りです。
お父さんが言うには、
「店の方は、妹と母親でなんとかする」と、もう半ば強制終了です。
お母さんとも話しましたが、
いざとなれば、売れば済むことだから、なんの心配もしてないそうです。
(そりゃ。そーです。アレは格安物件でうちがお世話しましたから。倍でも売れます)
いい方向に進めばいいんですけどね、
わたしも、祈りたい心境です。
分かっていただけましたか!
さっすがあ~(^^♪
ケースケ君は「石」のお店を始める事になっていたキャストですよね
あのレジャークラブで、自然と、人と、動物たちと、何より鈴木家のお二人とともに過ごしていれば
きっと道は開けて行くでしょう。自らドアを開けて出てきたのですから!
あぁ、ケースケ君父がどれほど安堵されたか、どれほど喜んでおられることか。
わくわくのストーリィですね。いい方向に進んでいきます様に!!
って、乙ちゃんがぁ~… (* ̄m ̄)ノ彡☆ばんばん!