飛翔
- カテゴリ:小説/詩
- 2016/10/03 10:14:46
雨の今
鳥が鳴いて居る
澄んだ声が
雨音に負けずに響いてくる
雨は粒となって地に落ちてくる
鳥の声が落ちてきたらどうなるのだろう
屋根に割れて響き
庭の木の枝や葉に当たり割れて響く
いったい
わたしの心は何処へ行ったのだろう
空に向かって散じるわけでなく
地に向かって降り注ぐわけでなく
心の中の空間を
こだまとなって巡っていく
気が付くと人が
他の人が
虚しく秋の豊穣に中に立つ案山子の様に
無言で佇んでいる
今雨の中
鳥が鳴いて居る
飛べ
高く
わたしの心を連れて声よ
大空へ
雨雲を超えて
もっともっと高い大空へ
ん~
雨の中の鳥の声
来年に向けて巣箱を早く設置してよ
なんて聞こえる
風船に乗って空を飛ぶ人も
アニメでは出て来る
ここでは鳥さんに心のわだかまりを
空へと持って行ってもらおうかな・・・^^
心の中のわだかまり
息を吐くように消えて行ってしまえば良いのに
鳥さんに持って行ってもらいますか
風に託しますか
心も鍛えなくてはね
素直に援助を頼むのも良いかな
セカンドの頭は空っぽなので
容量は余っているので大丈夫^^
どこへも行けずに心の中にこだまする想い
ハぁーっと吐き出してしまいたくなります
なぜか、「かもめのジョナサン」を思い出しました。
雲をつきぬけ、空をこえ、飛んでいったジョナサンを。