Nicotto Town


シグキーリア


アラキの大冒険part1第5章 その①


   -アラキの大冒険part1第5章 二組の友達-

  (なっ・・・・・・!?)
 「な、何でアラキさんを誘拐するんですか!!」
 僕が聞こうとした事を今度はフュールが、
 代わりに聞いてくれた。
 「言う訳ないだろうが。本当はシザクが
 さっさとやってくれりゃ楽でよかったんだが、
 あいつ、『そんな行き成り卑怯な真似が
 できるか。』ってよ。まったく、変なところで
 気取りやがって・・・・・・。だから俺が直々に
 来てやったんだ。」
 クロノールは此処に来たことを
 話した。
 「ご苦労様。でもアラキは渡さないわ!
 私が守って見せる!」
 そう言うとアノートは僕とクロノールの間に
 割って入り即座に臨戦態勢を取る。
 「・・・・・・一つ聞く。何故お前そこまでして
 こいつを守ろうとする?」
 一拍の間の後、クロノールはアノートに
 そう言った。
 「友達を守るのは当たり前でしょ!?
 それに約束したもの!アラキを必ず
 守ってみせる!」
 アノートは、誓いを立てるように言い放った・・・。

                       その②に続く




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