N.Y.
- カテゴリ:音楽
- 2016/09/10 01:31:39
浜田省吾、初プロデュース!31歳女性シンガー・中嶋ユキノのデビューアルバム
ソロデビュー40周年を迎えたシンガー・ソングライターの浜田省吾(63)が、女性ミュージシャン・中嶋ユキノ(31)をプロデュースすることが28日、分かった。中嶋のメジャーデビューアルバム「N.Y.」(8月31日発売)を手掛けた。
浜田がミュージシャンをプロデュースするのは初めてのこと。中嶋は伸びのある歌声が持ち味で、久保田利伸(53)、華原朋美(41)らのレコーディングコーラスを務めるなど一流歌手から引っ張りだこ。浜田の録音にも参加していたが、転機になったのは浜田のアルバム「Journey of a Songwriter」(15年)の収録曲「夜はこれから」での“共演”。彼女の才能にほれ込み、昨年の全国ツアーのコーラスメンバーにも抜てきした。
浜田は「誰かをプロデュースすることはないだろうと思っていたんですが、中嶋さんに大きなポテンシャルを感じ、やってみようということになった」と説明。「まるで子育てのように、音楽人生をもう一度、初めからやり直している感じがある。歌唱力が優れていることはもちろん、優れたメロディーメーカー。キャッチーでポップ。そこが一番、いいなと思った点です」。Jポップの巨匠がここまで賛辞を贈るのは異例だ。
アルバムには「夜はこれから」の中嶋バージョン、浜田とのデュエット曲「時計の針」など13曲を収録予定。「彼女がこれから10年、20年、音楽を続けられるよう、基礎となる土台を作ってあげられるといいですね」と熱がこもる。
一方の中嶋は「『シンガー・ソングライター』という夢を描けるチャンスをいただき、うれしく思います」と感激しきり。「一曲ごとの物語に、自分自身の物語を重ね合わせて聴いていただければ幸いです」とコメントした。
◆浜田 省吾(はまだ・しょうご)1952年12月29日、広島・竹原市生まれ。63歳。72年広島時代の音楽仲間と「AIDO」を結成し、75年デビュー。グループ脱退後、76年ソロデビュー。社会問題を歌った詞や、メディア出演せずライブで全国を回るスタイルなどでカリスマ的人気に。98年、20世紀から21世紀をまたぐツアーでは4年間で全196公演、60万人動員。「悲しみは雪のように」「君の名を呼ぶ」「我が心のマリア」などヒット曲多数。サングラスがトレードマーク。
◆中嶋 ユキノ(なかじま)
▼生まれ 1984年、東京都出身。
▼活動 シンガー・ソングライターを目指し、2005年から本格始動。インディーズ時代の11年に配信シングル「桜ひとひら」を発売。同年、ウェザーニューズの公式サポートソング「ALL FOR ONE」が100万ダウンロードを達成した。
▼作詞家として楽曲提供 中森明菜のアルバム「FIXER」(15年)の収録曲「kodou」「Endless Life」。ほかに上戸彩やAAAらを手掛けた。
▼コーラス 華原朋美、ポルノグラフィティ、久保田利伸らのレコーディングに参加。ライブでは水樹奈々、ももいろクローバーZらのバックコーラスを担当。
スポーツ報知より