火傷は温めると言うデマが話題に
- カテゴリ:日記
- 2016/09/09 19:40:47
「奥さん、アガリクスは癌に効くんですよ」と言うテレビに騙されて父親を亡くしてから、偽化学に反発してしまうヤツフサです。
何年に1度か発生する浄水器などの水の偽化学や、磁石を過給機の前につけると自動車の燃費が良くなるとか、電磁波でゴキブリがいなくなるとか、医療機器の指定のない適当なEMSで火傷とかが後を絶たないわけですが、毎度こういうのを見て「スカラー波」とか「足の裏を見たら、前世の行いで悪い霊が~」みたいなのって取り締まれないのかなと思っていたら、なんと最近「自然派ホメオパシー治療」とか言う聞きなれない治療方法で、火傷は冷やさず温めると治ると話題になっていたので日記に書いておこうと思いました。
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1895780.html
ホメオパシー(Wikipedia)
ホメオパシー(漢字表記では同質療法、同種療法、 独: Homöopathie、英: homeopathy, homoeopathy)とは、「その病気や症状を起こしうる薬(やもの)を使って、その病気や症状を治すことができる」とする、18世紀末から19世紀初期にかけてザムエル・ハーネマンが唱えた実効性の無い民間療法、臨床医学観である。
気になってちょこっと調べたら、これ書いてる人「No more ワクチン」と言うのをやってる団体の方らしいですね。
https://ja-jp.facebook.com/No-more反-ワクチン反医療カルト-621633624589781/
ワクチンは有名なエドワード・ジェンナーが、18世紀に世界で初めて天然痘の予防に作ったのが始まりで、その後数々の病気に対抗できるワクチンが開発されてきました。
簡単に言うと、病気によって成人まで生きられない子供が多かった時代、江戸時代の極端な例では12代将軍徳川家慶の子供は、男女合わせて27人いましたが、成人できたのは1人のみ、今でもワクチンの少ない地域では8人に1人が成人になる前に死亡しています。
この状態を少なくするために今のワクチンが出来ているわけですけれども、それでも2万6千人に1人と言う割合で副作用による死亡が報告されていたりします。
問題はいったんこういうことが起こった場合、ノーベル経済学賞受賞者で行動心理学博士のダニエル・カーネマンも言っていますが、「人々は巷で流行する疾病で死ぬよりもワクチンの副作用で死ぬことを恐れる場合がある」と言うのです。
基本がしっかりしていないのに難しい事ばかりいっぺんに理解しようとすると、難しい事を考える余り目先の事ばかりに気を取られすぎて脱線し、科学とは相反する超自然的な考えに走り、常識で考えたらそんな事ないだろと言う事を信じてしまい、カルトに走る傾向があるように思います。
あくまで推論ですが、この方も何かしらアレルギーがあったり、又は過去にワクチンで子供が死んだりしたのかもしれませんし、それが原因で全ての物質に「科学」の文字が入ると悪として排除すれば健康でいられると解釈しているのかもしれません。
が、忘れてはならないのは、ワクチンが無い時代、又はビタミンが発見されていない時代、現在の薬が開発される前の時代には、大人になれる人が今より少く、江戸時代等の記録では平均寿命が40年くらいだったり、たとえば、12代将軍・徳川家慶の子供は27人いたが成人したのは1人だったり、現在でもワクチンの少ないアフリカなどでは、8人に1人の子供が死んでいると言う事です。
※日本人の平均寿命が50歳を超えたのは戦後の1947年で、それ以前は40歳代が平均寿命でした。 現在は男性が80.79歳、女性が87.05歳で、昨年100歳以上の方が6万人を突破しました。
話は戻りまして、火傷を温めるとどうなるのか?
自然派子育てホメオパシー治療推進の方が言うには、火傷をして患部を冷やすとしばらくして逆に冷やした部分が暖かくなり跡が残るが、逆に熱い蒸気やガスコンロで軽く炙ると、体が冷やそうとして冷たくなると言うのですが・・・
そりゃ血が通ってるんだから、体温が伝わって暖かくなるでしょ・・・ と言うか冷やすと血管が収縮して体温を逃がさないようにしたり、そこに少量でも暖かい血が入ってくれば周りが冷たいのでほのかに暖かく感じるわけです。でもそれは無いと壊死してしまうので困るのです。
それでも患部を冷やした方がいいのは、熱で破壊された細胞は、熱源から離しても細胞が破壊される温度が体に残ってしまい、しばらくの間周りの細胞に熱伝導して火傷が広がるのを防ぐためで、治療ではありません。
ちなみに人間の細胞が破壊され始める温度は42度で、昔の水銀系の体温計が42度までしかないのはこのためです。 暑いお風呂に入ってもやけどをしないのは、ある程度の温度なら体温調節が可能なので、細胞が破壊され始めなければ火傷になる事はありません。が、44度以上の物に同じ場所が長時間接すると、体温調節が出来なくなり低温火傷になります。
このことから考えても、火傷をしたら温めると言うのは気休めどころか体には良くないと思われます。
いろんな考えが反乱している現代。
耳慣れない言葉に惑わされることも多いかと思われますが、自然と戦ってきた人類の歴史を無視して自然に帰れば、今の様な長生きをすることは無くなるかもしれません。
つか、あまり思い詰めてオウム真理教の修行みたいなことはやめた方がいいと思いました。
だから自然回帰しても苦しむだけだってばよ!
ヽ(`Д´)ノ<後戻りしても無駄
追記:書き込みを見て怖くなったのですが、火傷を温めると治るってテレビかなんかでやってブームなの? だとしたら本当にヤバいなコレ。
BGM:火の鳥 (唄:中島美嘉)
https://youtu.be/tjNM53TYcNU
>今引いてる風邪一発で治してくれるならなんだっていいわ(--;
なぜ火傷の話が風邪の話に?
>しかし、そんな都合のいいものが少なくとも私の手には入らないとわかってるから、経験値やら財布の中身やら色々考慮に入れつつ、現時点で一番よさげな方法を選択するしかない。
勿論そうです。 ただ、火傷もそうですが見た目でわからない部分もあります。 ただの風だから民間療法でと言うのはOKですけれども、ホメオパシーは原因と同じことをすれば治ると言う物。 熱くて火傷したなら温めろ、寒くて風邪をひいたなら冷やして体の免疫力を高めろと言う物です。 余計に風邪ひくから寒中水泳とかは絶対おすすめしません。
重大疾病で怪しいものにすがりたくなる気持ちはわからなくもないです。
私の叔母で看護婦だった人が若くして癌になったとき、日本最大級の大病院のつてがあるのに、末期に入って終末医療に差し掛かると、家族の反対を押し切って怪しい治療を始めました。 もちろんよくなるわけでなく、病院の先生も止めたのに話も聞かず、物凄いお金を使って家族に借金を残して他界しました。
以来、明るかった親戚のお兄ちゃんが物凄く暗くなり、結婚して家を出ていた事から実家にも寄り付かなくなり、弟さんは精神科に通う羽目になってしまったのは今でも忘れません。 と言うか現在進行形です。
すがるのはいいのです。
残った人がどういう気持ちになるのかは別として、本人はそれでいいのですから・・・
ただ、ヤツフサもそうですが残された人はたまったものではありません。
todoさんが何をしてもヤツフサは止めません。 悪い事じゃないから止めたくないです。
でも自分の気持ちを日記に書くとこうなってしまうのです。
気分を害したならすみまらせんでした。
ヤツフサもある意味 上に書いた人と同じ感じです。
ただ違うのは、日記のネタの人は超自然的な治癒を信じているのに対し、ヤツフサは超自然的なものを信じて死んだ人の遺族として、そんなものは信じても助からないし、何かあったら家族がどう思うのかと言うのの違いだと思います。
今引いてる風邪一発で治してくれるならなんだっていいわ(--;
しかし、そんな都合のいいものが少なくとも私の手には入らないとわかってるから、経験値やら財布の中身やら色々考慮に入れつつ、現時点で一番よさげな方法を選択するしかない。
…風邪くらいならそれができるのに、重大疾病になるとわらにも縋りたくなっちゃうんだろうなあ。
火傷の話を忘れてしまいましたので追記です。
結論からすると火傷を温めるのはNG
理由は上にも書いてありますが、火傷して冷やさないと火傷が皮膚の内側に広がってしまう可能性があります。
確かに治癒は人間の体力で行うものなので、体が反応することはよいのですが、骨折したことに圧力を加えるようなものなので、怪我が酷くなり、治癒がかえって遅くなると言う状態は避けるべきではないでしょうか?
ああ、おばあちゃんにちゃんとした知識が無いからってやつですね。
ただ忘れてはいけないこと。
科化学は自然の摂理を分析、分類したもの。
そして化学はまだ20%くらいしか今ある出来事を証明できないってことです。
残り80%は未知の世界。
それを勝手に超自然と結びつけるのは無茶です。
必要な効果を得られると言うのも、ちゃんとした検証のもとに行われているものならわかるのですが、最近これが大問題の部分、都合のよい検証データだけを集めて作った理論で化学だと言う人がいるのです。
例えば「アガリクス」で見てみれば、確かにアガリクスには多少の抗がん作用があります。
しかしそこだけを話題にして、加工すると効果が無くなるとか、成分がほとんど入ってないとかを無視して、アガリクスが入っているから効きますよと言うのは間違い。
医薬品として登録されるものなら、副作用も調べますが、健康食品は食品なので副作用は調べません。
薬と呼ばれる成分は、何らかの形で体の中で作用するもの。
ビタミンだろうと糖分だろうと同じです。
食べすぎたり飲み過ぎたりすると、糖尿病や肝硬変、腎臓疾患になることもあります。
その為安全に使える量がどのくらいかきちんと調べないで使えば、命が危なくなることもあります。
ヤツフサママが以前お医者さんを信用できなくて、医者のはしごをした挙句、重複した薬を貰って飲み続け、失語症に近い状態になってしまった事があるのです。
薬は飲み過ぎれば毒。
それは風邪薬でも同じ。
漢方薬などはいろいろ調べられて、どうして作用するのか少しづつわかってきていますよ。
最近は痴呆症の薬で漢方薬などもあり、きちんと科学的裏付けがあるものなので、保険の適用も聞いたりします。
なにも科学でわからない事が悪と言ってるわけではなく、嘘のデータで人をだまして金儲けしたり、自分が正しいと言いたいだけでプライドにかけて科化学を粉砕してやる的な意味のない事をするのがどうかと思うのです。
気持ちはわからなくないですが、現在アフリカでビタミンAが不足して死亡している人が多いから作られたビタミンAの入った米を、遺伝子組み換えだからきっと悪いに違いないと言って倉庫に火をつける極端な自然保護と言う名前に乗っかったテロリストが問題だと思うのです。
こういう事は多かれ少なかれいろいろあると思いますよ~
アロエはいいらしいですね (´ω`)
でもちょっとした火傷ならいいですが、皮下組織まで届く火傷には、火傷を治すアロエの成分が届かないので、逆に感染症を引き起こすこともあるそうなので、本当にちょっとした火傷までしか使えないみたいですね。
正しい知識で、必要な効果を得られる治療法を選択出来るなら、選択肢はたくさんあってもいいと思うけど、妄言撒き散らすのは問題だよな。
やけどしたらアロエを切ってつけた記憶があります。
直したい一心ですがると治るならいいのですが、以前某社の出していたアガリスク細粒のように、癌を悪化させるだけで何の効果もないと言う詐欺に引っかかるとなれば、人をだまして金をとって儲ける、または信仰を広めると言う物になり、信心の為に人を気付つけると言う事をいとわなくなる、又は自分は正しいんだと言うだけの為に他人の不利益を顧みなくなると言うのがとてもつらいです。 やめてほしい。
でも、家族としては治したい一心で縋りますよ~@@;