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十五夜の夜に帰るかぐや姫

もらったステキコーデ♪:30

前置き:http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=966109&aid=62687813


お忍びでお月見をしにいった姫。

屋敷へと帰り、何も変わらない生活に戻るはずだった。





しかし、次の晩、屋敷の庭に不思議な童子が現れ、こう告げた。



「汝らは、姫を天上世界へとお返ししなければならない」




童子は、こうも告げた。


「汝らの姫は、あの「かぐや姫」さまの生まれ変わりである。
  天上世界に戻られた「かぐや姫」さまは、月の女王として、立派に政をなさった。
 しかしある時、謎の病に倒れられ、お隠れになってしまわれた。
 月の術者は、「かぐや姫」さまの魂の行き先をこの地球だと知ったのは、
 汝らの姫が生まれた直後であった。
 汝らは、この姫に同じ名を付けた。
 我ら月の民は、女王さまのご帰還を願った。
 しかし、月の術者はこうおっしゃった。


 『「かぐや姫」さまの魂がこうして地球の民として、生まれ変わった。
  魂は月の者でも、肉体は地球の者なのである。
  よって、我らは手出しすることができぬ。
  しかし、姫の親がこう話しているのを耳にした。
  
  -姫に満月を見せることのないように。
    あの姫と同じ運命を辿るかもしれないから。-』
  
  我らは、月の術者と契りを交わした。
  姫が、満月を見上げた後に来る最初の満月の夜、
  お迎えにあがろう、という契りである。」


姫の両親は、怒りに震えた。
翌日、帝に助けを求めた。
帝は、姫を皇太子妃として引き渡すなら、兵を遣わすとおっしゃった。


約束の夜、姫の屋敷には、数多くの武士(もののふ)たちが集まっていた。

けれど―――


(損傷が激しいため、判読できず)




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